ゴールデンウィーク中、列島各地でクマの目撃が相次いだ。北海道・興部町では、住宅近くの山林に体重250〜300kgの“巨大ヒグマ”が出没。20年にわたりヒグマを観察している撮影者によると、2026年は、“太いヒグマ”が例年よりも多く確認されているという。

規格外の巨大ヒグマが住宅近くの山林に

体を揺らし、カメラに近づいてくる巨大なクマ。冬眠明けとは思えないほど、まるまるした体つきだ。

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鋭い爪で襲われたら、ひとたまりもない。

2日午後4時前、北海道・興部町の住宅近くの山林に、規格外の巨大ヒグマが出没した。

別のカメラには、木に背中をこすりつけたあと、まるまる太った尻を揺らして歩く様子も映っていた。撮影したのは、20年にわたりヒグマを観察している黒澤徹也さんだ。

巨大ヒグマを撮影した黒澤徹也さん:
体長が1.8〜2mくらい、体重が250〜300kgくらいあるんじゃないか。本当に太いというか、すごくでかい。毎年何頭かいますけど、今年は多いですね。(例年は)1頭か2頭、すごく太いのが映るが、今年は3頭や4頭は映っている。

体長は2m、体重300kgクラスだという巨大なヒグマ。

立ち上がるクマ
立ち上がるクマ

2025年4月に撮影された映像にも、立ち上がると、ゆうに2mを上回るヒグマの姿があった。規格外の大きさがよくわかる。

今シーズンも興部町で次々と出没した巨大ヒグマだが、ここまで巨大化した理由について、黒澤さんは次のように推測している。

巨大ヒグマを撮影した黒澤徹也さん:
去年のうちにデントコーン(飼料用のトウモロコシ)をたらふく食べたり、牧草畑で牧草を食べたりしているのではないか。それで相当太っているのではないかと思います。今年は太った個体が多く映るなという印象です。

GW中も全国でクマの目撃相次ぐ

連休中、クマの脅威は列島各地に広がった。

撮影者:
ツキノワグマだね…。

5日、群馬・安中市では湖近くの山林にクマが現れ、秋田・五城目町ではクマが川辺を疾走していた。

さらに5日午前11時頃、長野・松本市の山林では20分以上もエサを食べ続けるクマの姿が確認されるなど、“大食い”のクマが相次ぎ目撃された。

長野県内のスキー場では3日、コース沿いの林でクマが一心不乱に木の実を食べていた。映像を撮影した、スノーボーダーの竹内水輝さんに話を聞いた。

クマを目撃した竹内水輝さん:
クマは必死に木の実を食べていて、とてもクマが警戒している状態ではなく、枝をとにかくしゃぶっていた。

相次ぐクマの出没に、最大限の注意が必要だ。
(「イット!」5月6日放送より)