高市総理大臣は、1日から5日の予定でベトナムとオーストラリアを訪問し、首脳会談などを行う。
1日午後、出発を前に総理公邸で取材に応じた高市総理は、最初の訪問国ベトナムについて、「医療物資を含む日本のサプライチェーンの重要拠点だ」と指摘し、4月に発足したベトナム新指導部との間で「経済安全保障分野を新たな協力の軸として打ち出したい」と強調した。
ベトナムに続いて訪れるオーストラリアとは、日豪友好協力基本条約の署名から50年となる節目の年を迎える。
高市総理は「この節目の機会にアルバニージー首相からお招きをいただいた」と明かした。
高市総理は、日豪首脳会談のテーマとして、安全保障に加え重要鉱物やLNG=液化天然ガスをはじめとしたエネルギーを含む経済安全保障などを挙げ、「幅広い分野での協力について議論し、日豪関係を新たな高みに引き上げたい」と意気込みを語った。
一連の外遊では、不安定な状態が続く中東情勢とその影響についても議題となる見通しで、高市総理は「アジア域内のエネルギー安定供給や重要鉱物などを含むサプライチェーン強靭化についても協力を確認していく」と述べ、ベトナム・オーストラリアでの首脳会談が「日本における原油や石油製品など重要物資の調達にとって重要と考えている」と今回の外遊の意義を強調した。