職員が「妻の遺体を焼却炉に遺棄した」と供述し夏営業を延期していた旭山動物園は5月1日、開園します。
旭川経済の柱となっていた動物園の開園延期は、様々な業種に影響を及ぼしていました。
プールの中をゆったりと泳ぐゴマフアザラシ。
夏営業の開園延期後、旭山動物園のSNSでは普段より動画の掲載数が増えています。
動物たちはいつも通り、子どもたちの来園を待っています。
「旭山動物園上空です。非常に閑散としています」(狐野彩人アナウンサー)
本来であれば、4月29日にオープンするはずだった旭山動物園。
30代の男性職員が園内の焼却炉に「妻の遺体を遺棄した」と供述したことを受け、警察の捜査が続いたため開園が延期されました。
閉鎖されたままの動物園には、こんな人の姿も…。
「朝来てみたら全然やってなくて。ネットで調べたら(開園が)延期になっていた。(自宅が)遠い場所なのでまたリベンジしたい」(えりも町から来た人)
「旭山動物園は旭川の宝」。
観光関係者がこう口をそろえるほど、旭山動物園は旭川にとって大きな存在です。
「観光案内所は旭山動物園の休園の影響で閑散としています。スタッフの話によると、4割ほど減っているということです」(丸山俊介カメラマン)
ゴールデンウイーク序盤の2日を失ったことは大きな痛手となっています。
JR旭川駅の観光案内所ではこの時期、問い合わせの半分は動物園関連で、例年は1日200人から300人が訪れていますが、4月30日はまばらです。
動物園関連のチケットの販売も5月1日まで取り止めました。
本来、忙しいはずのこちらでも…。
「(開園延期の影響は)ありますね。例年、この時期は国内外の客も外国の客がどんどん入ってくる」(タクシー運転手)
連休期間中は、ひっきりなしに客が訪れるタクシーも当てが外れた形です。
開園延期の影響は飲食店にも…。
動物園から直線距離で2キロほどのこちらのお店では、例年はランチだけで1日100人が訪れますが、30日は40人ほどでした。
「GW後も尾を引いてしまうと思うので不安の方が大きい」(ごはん屋さちまる 小松伸也さん)
「(あす以降も)動物園に行くことを控える人は多いと思うが、寂しいので少しでも来てくれたらうれしい」(小松さん)
期待と不安が入り混じる複雑な心境で開園を待っています。