長引く中東情勢が身近なものにも深刻な影響を与えています。
商品などを入れる容器の不足が深刻化し、名物ギョーザが販売休止の事態になっています。
30日のランチタイム、大勢のお客さんでにぎわっていたのは、埼玉発祥の中華料理チェーン「ぎょうざの満洲」。
こだわりの国産豚肉を使用し、手ごろな価格で食べられるため人気のギョーザ。
そのギョーザにも中東情勢の影響が及んでいます。
5月1日から関東の店舗で「12個入り冷蔵生ぎょうざ」が販売休止に。
その要因となっているのが商品を入れる容器不足。
トレーなどに使われる石油由来の原料が不足しているといいます。
30日、店内では冷蔵ぎょうざを次々と手に取る人の姿が。
購入客は「毎週1回買っています。冷蔵の方がおいしい。こんなところまで影響があるんだね。ショックだよ、私には」と話しました。
一方、袋入の「冷凍生ぎょうざ」はこれまでどおり販売を継続。
1日以降の特売日には、480円に値下げして販売するということです。
容器不足で頭を悩ませているのは、東京都内のから揚げ専門店でも。
この店では、1日約100個プラスチック製の弁当容器を使用していますが、容器を仕入れている業者から値上げの通知が届いたといいます。
唐揚げ専門やまだ商店・川本美和店主:
5月1日から30%以上アップということで、40%50%もありえるのかなと思って。
すでに店では鶏肉や油などが高騰し、2026年1月にから揚げのサイズを小さくするなど“実質値上げ”に踏み切ったばかり。
さらなる追い打ちとなる容器の値上げに川本店主は「まだ(容器が)入ってくるならそれでもなんとかできるんですけど…。入ってこないとなると(お弁当の)販売自体が厳しいかなと思う」と話しました。
さらに容器不足はこんなところでも。
品薄状態となっているのは、病院や調剤薬局などで使われる医療用のプラスチック容器です。
診療化成株式会社・製造担当者:
皮膚に塗る薬を入れる用の軟こう容器が特に影響出ています。計画生産をするにあたって、それぞれ納期を頂戴し調整をしている状況。
各方面に石油製品の調達への不安が広がる中、千葉・市原市は29日、指定以外のゴミ袋でも使用可能とする異例の措置を発表しました。
その原因は「指定ゴミ袋」の品薄です。
なぜ、市原市で指定のごみ袋が品薄状態になったのか、市原市役所 環境部資源循環推進課・網中祐司課長は「中東情勢による不安感と本市では現在ゴミ処理手数料の有料化を検討しておりまして、現在のゴミ袋が有料化した場合にも使用できると誤認されている方が一部いることも影響しているのではないかと考えている」と話しました。
市が2026年から実施を計画する、家庭ゴミ処理の有料化を巡る誤認も買いだめなどが起きた要因とみられています。
指定ごみ袋の品薄は、宮城や沖縄の自治体でも起きています。
市原市は、指定のゴミ袋は安定供給されているとし、買いだめを控えるなど冷静な対応を求めています。