東京・福生市で少年らがハンマーのようなもので殴られた事件で、逃走中の男が公開手配されました。

この事件について詳しく見ていきます。

警視庁は30日、殺人未遂の疑いで高林輝行容疑者(44)を全国に公開指名手配しました。
さらに、警視庁は高林容疑者の逃走直後の映像を公開しています。

映像からは上下グレーのスウェット姿で、左手に黒色のバッグを持っているのが確認できます。

また、容疑者の母親が30日、報道陣の取材に応じました。
高林容疑者の母親は、高林容疑者には何度か電話をしているが、電話に出ず連絡が取れない状態だといいます。

また、取材に対しては「息子に早く出てきてほしい」と話していました。

事件から丸一日以上がたったこのタイミングで警視庁が公開手配した狙いはどこにあるのか、元埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんによると、「公開捜査というのは容疑者を刺激して逃走を助長する恐れもある。しかし、今回はそれ以上に周囲に注意喚起する必要があったので公開捜査に踏み切ったのではないか」ということです。

では、改めて事件から逃走までの経緯を見てみたいと思います。

事件が発生したのは29日の午前7時過ぎでした。

その後、容疑者は自宅に立てこもり、警察官が駆け付けたところ、容疑者が農薬のようなものを警察官に向かって噴きかけたということです。

4時間半後の正午過ぎ、警察が自宅に突入しましたが、その時容疑者の姿はすでにありませんでした。

その後の捜査で、高林容疑者は農薬のようなものを噴きかけ混乱に乗じて、午前8時前には裏口から逃走していたということです。

突入するまで4時間半ほど男が立てこもっているとみて警察は対応していたことになりますが、この点について、佐々木さんは「突入するには家の間取りや他の凶器があるのかどうか、容疑者の精神状態など詳細な情報が必要で、体制を整えるまでには時間がかかる。ただ、結果として今回、容疑者の逃走を許してしまっているので、対応が正しかったのか検証する必要はあるかもしれない」と指摘しています。

高林容疑者の特徴は身長は173cmほど、上下グレーのスウェット姿で黒色のバッグを持ち、髪形は丸刈りです。

高林容疑者は今も逃走を続けています。
近隣の皆さんが安心して日常生活に戻れるようにいち早い身柄の確保が待たれます。