4月28日も消火活動が続く岩手県大槌町の山林火災について、町は火の勢いについておおむね制御下にあるとの見方を示していますが、いまだ鎮火のめどは立っていません。焼失面積は、27日から15ヘクタール増え1633ヘクタールに拡大しています。
高橋礼子アナウンサー
「きょうも朝から消火ヘリが飛んでいます。一方できのうまでの煙たい感覚はだいぶ解消されたように感じます」
大槌町の2カ所で相次いで発生した山林火災は発生から7日目です。
28日は熱源が確認された大槌インターチェンジ付近、小鯨山の北側、それに吉里吉里地区を中心に消火活動が行われました。
県と町によりますと、28日午前6時時点の焼失面積は、小鎚地区が27日と変わらず446ヘクタール、吉里吉里地区周辺は15ヘクタール増え1187ヘクタールに拡大。2カ所の焼失面積の合計は1633ヘクタールに達しています。
大槌町では27日、山林火災の発生以降、弱いながらも初めて雨が降りました。
町は28日の会見で、現状について次のように述べました。
大槌町 平野公三町長
「市街地から火や煙は見えず、火の勢いはおおむね制御下にあります」
一方で避難指示解除については、「慎重に判断していく」との回答にとどめました。
高橋礼子アナウンサー
「午後2時半の小鎚地区です。体を打ち付けるような雨が降ってきました。雷の音も聞こえます」
27日に引き続き、町には28日も雨が降りました。
大槌を含む沿岸南部では夜遅くから29日の朝にかけて1時間あたり最大5ミリの雨が断続的に降る予想です。
住民からは次のような声が聞かれました。
「雨が降ったからいくらか落ち着いた。雨はもうちょっと降ってもらいたいな」
「この雨で消えてくれればいいけれど」
「ようやく雨が降って心から雨に感謝している」
北海道文化放送 中村真也記者
「非常に強い雨が降ってきました。きのうよりも強く山の輪郭がぼやけるほどです」
城山公園では町と消防の職員が煙や火を目視で確認し、火災の状況を確かめていました。