さて、みなさんは、「トレイルラン」という競技をご存知でしょうか。登山道や舗装されていない道路を走り、タイムを競う競技です。そのトレイルランで、全国大会でも結果を残している中学生が宮城県富谷市にいます。その素顔に迫りました。
険しい山道を駆け上がったかと思えば…。
驚異的なスピードで、駆け下る。
登山道や舗装されていない道を駆け抜けるアウトドアスポーツ、トレイルラン。
近年、宮城県内でも複数の大会が開かれるなど注目を集めています。
その舞台で活躍する、一人の中学生ランナーがいます。
富谷市の東向陽台中学校に通う、佐々木花音さん、3年生です。
佐々木花音さん
「小さいころから体を動かすことが好きで、人と話しながらとか、応援を浴びるのが好きで走っていた。練習でも、大会でもらった応援とか、思い出しながら走っています」
小さいころから屋外で遊ぶのが好きだった佐々木さん。競技をやっていた両親の影響を受け、トレイルランの世界に足を踏み入れました。
小学生のころから、大会にも出場。負けず嫌いな性格が、選手としての成長を後押ししました。
この日、佐々木さんが向かった先は、自宅近くの公園です。
佐々木花音さん
「準備運動しないとけがするので、できる限り体をほぐして気を付けています」
週に1回は所属するチームの練習で、15キロの山道を2時間ほどで走ります。
山を駆ける、その強さの裏にある、日々の積み重ね。
佐々木さんが夢中になるのは、トレイルランならではの魅力があるからだといいます。
佐々木花音さん
「建物が増えてきている中でも山は自然にあふれていて、その自然を見ながらみんなで走れるのがトレイルランのいいところ。走っていて疲れるときもある。けど、トレイルランだと、自然を見ているうちに疲れを忘れられる」
疲れを忘れるほどトレイルランにのめり込み、めきめきと実力を伸ばしている佐々木さん。
大会では中学生ながら、大人と同じ部門で、優勝や入賞を重ねています。
そんな佐々木さんですが、学校では…。
授業を受け、休み時間には友達と笑い合う、中学生です。
佐々木さんのクラスメイト
「みんなで話し合いするときに積極的に声かけてくれたり意見を出してくれて、すごく助かっている」
「競技をやっていて、すごく上にいる存在みたいな感じ。これからも頑張ってください!」
佐々木花音さん
「ありがとうございます、頑張ります。いつもより褒めてくれて嬉しいです(一同笑い)」
家族も、学校での生活や競技に前向きに取り組む佐々木さんを暖かく見守ります。
母 沙季さん
「学校がとにかく大好きで、『行ってきます』ってすごく笑顔で行くので、青春してるなって思いながら話を聞いています」
父 孝一さん
「話の内容もいつも元気で明るいことばかり」
競技から離れれば、家族や友達と楽しく過ごし、好きなものに目を輝かせる中学生です。
それでも…ひとたび走り出せば、佐々木さんの表情は変わります。
佐々木花音さん
「もっと強くなって、たくさんの大会で結果を残せて、応援してくださる人にまた応援したいなって思ってもらえるような選手を目指している。もっとたくさんの人たちにトレイルランの魅力を知ってもらって、山の楽しさを分かってもらえるような競技になってほしいです」
山を舞台に走る、中学生ランナー。
その一歩一歩が、未来へとつながっています。