岩手県大槌町は近年、狩猟によって捕獲された肉=ジビエが名物の一つとなっています。
そのジビエハンターの男性が、4月22日に大槌町で発生した山林火災では消防団員として愛する故郷を守りたいと活動にあたっています。
大槌町消防団第1分団 兼澤幸男さん
「切り立った急斜面の所の作業は足場が悪いので、消防団員同士助け合って消火活動している」
大槌町の消防団員の兼澤幸男さんは、火災発生の当日は小鎚地区で消火活動にあたり、その後は吉里吉里地区で活動してきました。
大槌町消防団第1分団 兼澤幸男さん
「一度は消火したと思っていたところが、また再度燃えて、我々に要請がかかって我々で消火した」
兼澤さんの本業はジビエのハンターです。
シカによる農業被害を減らそうと2015年からハンターを始めた兼澤さんは、8年後の2023年には県内初となるジビエ加工場を町内に設けました。
兼澤さんは、今回の火災で生態系に影響が出ることを懸念しています。
大槌町消防団第1分団 兼澤幸男さん
「ハンターとしては山の恵をいただく、その山に住む野生鳥獣の“すみか”がどんどん少なくなってしまっているのは、すごく悲しくて残念に思う」
その懸念を抱えつつも、自然豊かな故郷を守るため消防団の仲間と懸命に山林火災と戦っています。
兼澤さんは「自分が大好きな大槌町を守りたいという、その気持ちだけ」と消火活動への思いを話しました。