例年であれば観光客で賑わう連休中の阿蘇・火口見学、今年は厳しい見通しです。
阿蘇中岳で起きた遊覧ヘリの事故から3カ月余りたった現在も火口周辺は立ち入りが規制がされていて、解除のめどはたっていません。
【大阪からの観光客】
「火口を見に来たんですけど、今日は残念ながら」
25日の阿蘇山上広場。火口見学に向かうための道路は閉鎖が続いています。
【阿蘇山上ターミナル 右田 彩 主任】
「事故から3カ月以上たっているので、もう解決しているだろうと思って観光にいらっしゃっているみたいで、状況を知られてがっかりされて帰る方もいらっしゃいます」
1月20日、阿蘇中岳付近で遊覧ヘリの行方が分からなくなり、機体は火口内の斜面で大破した状態で発見。
その後、乗っていたパイロットと台湾からの観光客合わせて3人の姿が機体周辺で確認されましたが、現場の状況から警察や消防による捜索救助活動は断念されました。
【阿蘇火山防災会議協議会会長 松嶋 和子 阿蘇市長】
「事故発生から続いている火口見学の規制については、いまだ機体などの引き上げが実施されていない中では搭乗者の家族の気持ちを考え、当分の間、見学規制を継続することとなった」
4月20日に開かれた阿蘇火山防災会議協議会の臨時会では、無人重機を使った機体の引き上げに伴う関係者の通行は許可されたものの、観光客など一般の立ち入りについては再開のめどが立っていません。
【久保田 優果 記者 リポート】
「阿蘇中岳の遊覧ヘリ事故から3カ月ですが、これより先は立ち入り禁止の状態が続いています」
【福岡からの観光客】
「それ(火口見学)が一番の目的です」
「事故のことは聞いていたので、調べてくれば良かったんだろうけど、残念」
25日、火口見学エリアに立ち入ることができないことを知らなかったのか、Uターンする車も見られました。
【阿蘇山上ターミナル 右田 彩 主任】
「こちらまでいらっしゃって、がっかりされるお客さんもいらっしゃるので、早期に解決をしていただいて、皆さまに火口見学を楽しんでもらうことが一番だと思います」
ヘリの機体引き上げに向けた作業開始の時期は不透明で、作業が始まったとしても終わるまでには約2カ月かかる見込み。
熊本県が誇る観光スポットである阿蘇の火口見学、いち早い再開が待たれます。