アメリカとイランの再協議が見送りとなったことを受け、協議が開かれる可能性があった仲介国パキスタンの首都イスラマバードでは、厳戒態勢が一部解かれました。
世界が注目した再協議ですが、地元市民らは複雑な心境で受け止めていました。
パキスタンの主要紙「DAWN」は、アメリカのウィトコフ特使らの派遣が見送りになったことについて、「和平交渉の仲介役としては大きな後退だ」と報じました。
再協議をめぐり、目まぐるしく変わる情報に現地入りしていた海外メディアも困惑を隠しきれません。
トルコメディアリポーター:
私たちには何も分かりません。なぜなら、刻一刻と状況が変わっていくからです。トランプ大統領が何かを言い、イランも何かを言うのですが、直後に事態は一変します。しかし、1時間後にはまた何かが起こっているのです。
再協議の開催に備え、道路の封鎖や店舗休業などの措置が取られていたイスラマバードで26日、約10日ぶりに、厳戒態勢が一部解除されました。
飲食店店員:
再協議が開かれれば良かったけれど、行われなかったので何とも言えません。国は世界のためにも私たちのためにも良いことをやっていて誇りに思います。
男性:
パキスタンが平和のために仲介しているのは良いことだけど、私たちの市民生活はとても苦しいです。
またパキスタン名物デコトラの運転手は、燃料費の高騰に加え、道路の封鎖も重なったことで、業務に支障が出ていると言います。
デコトラ運転手:
高速道路を使っていたけど、封鎖で遠回りしなければならず時間がかかります。戦争は他の国のことだけど、私たちが大変になっています。
再協議の見送りは仲介国の市民生活にも大きな影響を及ぼしています。