これまで現職と新人2人のあわせて3人が立候補を表明している新潟県知事選挙。告示まで残り3週間となり、選挙戦に向けた組織の動きが本格化している。

■立憲・土田竜吾県議 野党連携で政策協議

4月19日、新潟市中央区のホテルに複数の政党の関係者が集まった。

「私の感性を総動員して、県政を前に進めて行く、県政課題を解決させていく」

集まった人の前でこう決意を話すのは、立憲民主党県連に所属する土田竜吾県議だ。

県民からの広い支持を集めるべく無所属で知事選に出馬する方針で、所属する立憲民主党に加え、社民党が支持。支持母体の連合新潟が推薦を決定している。

この日、発足した総合選対には中道改革連合の現職の衆院議員などが顧問に就任したほか、県議会で土田県議とは異なる野党系会派に所属する議員も副幹事長として参加する。

立憲民主党県連代表の大渕健県議は「県議がその前面に立って頑張って行こうということで本部長、幹事長、副幹事長に多数参加をいただいている」と話した。

この前日には県政課題に精通している県議が集まり、土田県議が打ち出す政策について協議。

社民党県連の樋口秀敏副代表は「政策協議ということで土田さんの主張を明確に打ち出せるように、皆さんからご助言いただきながらしっかりとまとめてまいりたい」と野党連携の必要性を説いた。

土田竜吾県議は「私が持っていない感性もそれぞれ皆さんが発揮をしていただいた。私自身も勉強になったし。皆さんの思いをしっかりと形にできるように私自身は頑張っていきたい」と意気込む。

■現職・花角英世知事 陣営が引き締め図るなか公務を優先

一方で、自身の県政報告会だけでなく、自らを支持する自民党が県内各地で開催する会合に顔を出している現職の花角英世知事。

選挙組織の中心的役割を担う自民党が23日に開催した知事選に向けた会議には党本部から西村康稔選対委員長も出席した。

西村選対委員長は「人柄の良さ、実務能力、また、堅実な姿勢の中に秘められた新潟県を思う意志の強さ、芯の強さ、これをぜひ皆さんに、多くの県民にもっともっと知っていただきたい」と花角知事を評価した。

また、会議では街宣活動の注意点などを共有。4月19日に行われた全国の首長選で自民党系の候補が敗れていることから陣営は引き締めを図る。

ただ、周囲の緊張感の高まりはどこ吹く風か、本人はあくまで公務優先。

「県政の公務を普通に進めているところで、選挙について特段何かドタバタと新しいことをやっているわけではない」と大型連休の活動についてもまだ事務所と相談していないと明かした。

■元五泉市議・安中聡氏 SNS駆使し独自の選挙戦展開へ

そして、元五泉市議の安中聡氏は県庁で開かれた立候補予定者説明会に自ら参加。

担当者が出席していたほかの2陣営とは異なり、安中氏は組織力ではなく、SNSを駆使するなどしながら独自の選挙戦を展開する構えだ。

「様々な選挙の中でSNS、また動画というものが重要になってきて、若い人なんかはそこを見て、そこから投票行動に結びついているというようなことにもあると思うので、組織のない戦い方としては重視すべきところかなと」

三つ巴となる公算の新潟県知事選挙は5月14日告示、31日投開票だ。

NST新潟総合テレビ
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