4月22日午後、岩手県大槌町の2カ所で山林を焼く火事が発生し、延焼が続いています。
住宅を含む複数の建物も焼けたということで現在も消火活動が行われています。
22日午後2時ごろ、岩手県大槌町の町役場から北西に8kmほど離れた山あいの小鎚地区で、「斜面から火が出ている」と付近の住民から消防に通報がありました。
消防などによりますと、これまでに周辺の山林と建物7棟が焼けていて、町によりますと、少なくとも住宅1棟が全焼、別の住宅1棟が半焼したことが分かっています。
小鎚地区では、迫る火の手から家を守ろうと消火器を備える男性の姿が見られました。
近所の人
「仕事が別のところだったので、(火事の)最初はちょっとわからない。飛び火して山に火がついた感じ」
また、住宅の周りにじょうろで水をまく人もいました。
近所の人
「心配ですよ、周りに一応水をかけて。役に立たないんですけど」
「すごい風がずーっと」
一方、小鎚地区の現場から南東に9.5kmほど離れた、国道45号線の吉里吉里トンネル付近でも、午後4時半ごろ、山林を焼く火事が確認されました。
住宅街にほど近いことから町は、赤浜1丁目から3丁目、安渡1丁目から3丁目、国道45号線より東側の吉里吉里1丁目から3丁目、あわせて900世帯・1884人を対象に避難指示を出しています。
午後9時半時点で、町内3カ所に避難所が開設されていて、90世帯220人が避難しています。
これまでにけが人や逃げ遅れの情報は入っていません。
それぞれの火事は鎮圧に至っておらず、少なくとも小鎚地区の火事で約9万平方メートルが、吉里吉里トンネル付近の火事で約5000平方メートルが焼けています。
22日は県の防災ヘリと、県内の別の地域の消防も駆け付け、消火活動にあたったほか、県が自衛隊に災害派遣要請を行っています。
現在も消火活動が続いていて、消防は住宅などへの延焼の警戒にあたっています。
23日は町立の学校全てが休校の措置を取る予定で、三陸鉄道は避難指示が出ている一部区間で運転を見合わせます。
※4月22日午後9時30分時点
(岩手めんこいテレビ)