サクランボの収穫量が2年連続で減少する中、県は対策のひとつとして、人工授粉の研修を県内各地で行っている。
22日、農林大学校の学生が人工受粉の重要性を学ぶ実習が行われた。

県が行うサクランボの人工授粉の実習に参加したのは、東北農林専門職大学附属校の農林大学校の学生18人。

東根市でサクランボを生産する岡崎広良さんから人工授粉の指導を受けた。
学生たちは毛ばたきを使う人工授粉で雌しべを傷つけないよう、優しくなでながら花粉をつけることを学んでいた。

サクランボの収穫量は2年連続で減少しているが、県は不作の原因の1つとして、花粉を運ぶ「マメコバチ」の減少を上げている。

県によると、昨今の夏の高温により、マメコバチの多くが死んでしまった可能性があるという。

2025年に県が行った調査では、県内の生産者の8割以上が「例年よりマメコバチの活動が減っている」と回答している。

(山形県北村山農業技術普及課・高品善課長補佐)
「昨年とおととしからの傾向だが、今年はマメコバチが少ないことと、昨年暑かったことにより紅秀峰など双子化が多い。まずしっかりならせようということで、確実な授粉作業として1回・2回・3回目の人口受粉をみなさんにやってもらいたい」

通常であれば、県はサクランボの花が5分咲きと満開時の2回の人工授粉を推奨していた。
しかし2026年は確実に授粉し結実させるため、人工授粉の回数を多く行うよう生産者に呼びかけている。

(参加した大学生)
「(Q.研修受けて?)高い場所をずっと見ているのは大変だし、広い園地だと時間もかかるので疲れるし重労働」

「結実確保するのが難しくなっているので、しっかりと人工授粉を通し結実させることを目的に頑張っていくことが大切」

(JAさくらんぼひがしね・岡崎広良さくらんぼ部長)
「今後の取り組みとしては、土壌水分を確保するために潅水をしっかりし、実が多すぎたら摘果して品質の良いもの・鮮度の良いものを消費者に届けたい」

県の人工授粉の方法を学ぶ実習・研修は、4月24日ごろまで行われる。

さくらんぼテレビ
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