熊本地震で大きな被害を受けた熊本市東区の秋津地区で、校区挙げての防災訓練が行われました。この訓練は地域の子どもたちに地震の経験を伝えようと秋津校区防災連絡会が『熊本地震10年 秋津プロジェクト』として計画し、実施されました。

【熊本地震10年 秋津プロジェクト 津田 浩二 実行委員長】
「子どもたちが地震のことを全く知らないわけですね。私たちが思う以上に10年というのは長くて、これは今の大人がちゃんと伝えていかないと何も記憶にならないなということで今回、企画しました」

避難所とされた秋津小学校の体育館では、マイナンバーカードや事前に個人情報を登録している『くまもとアプリ』を使うか、紙に記入する方法で避難者の受け付けを行います。そして、5年生が防災学習の発表を行いました。

【発表】
「数日分の食料を準備しておいたり、すぐに避難できるようにリュックに必要な物をまとめておくことが大事だと教えてもらいました。そして、いざという時にどこに逃げたらいいかを家族と確認しておくと安全な気もしました」

また、車中泊のシンポジウムでは、実際に車中泊をした人が「1週間が限度だった」
「簡易トイレや毛布、テントなどを事前に準備して、水やトイレが確保できる駐車場などを調べておくことが大事」などと話しました。

そして、炊き出しが行われ、揚げパンやカレー、おでんやだご汁などが提供されました。

【参加者】
「お代わりしたいくらい。おいしいです」
【参加者】
「配給のご飯もだんだんと少なくなってきて、最初は1人1パックだったのが、1軒に1パックになって、でも、(避難所で)温かいご飯が食べられた時はすごくうれしかったです」

この日、会場には、『災害時に頼りになるのは近くの人』、つまり『顔なじみ、これが最強』の言葉が…。

今回、事前の打ち合わせや炊き出しの準備などを通じて、参加者同士が『顔なじみ』になりました。

【話/熊本地震10年秋津プロジェクト 津田 浩二 実行委員長】
「(熊本地震では)皆さん、『近所の人に助けてもらった』と言うんですね。
親戚でも何でもないんです。やっぱりすぐ隣の人が一番頼りになるんです。
その人たちと常日頃から関係をつくることが地域の力になることを再認識しました」

テレビ熊本
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