WHO=世界保健機関は16日、中東情勢についての報告書を公表し、「危機は燃料価格の高騰から、医療体制を含む社会機能の混乱へと移行している」と警告しました。
報告書によりますと、15日時点でイランでは避難民がおよそ320万人、負傷者は3万2314人、死者は2362人に上っています。
レバノンでも、避難民がおよそ105万人、負傷者は6921人、死者は2124人となっています。
また、イラクでは死者109人、負傷者300人、イスラエルでは死者26人、負傷者7740人としています。
医療機関への攻撃は、イランで24件、レバノンで133件、イスラエルで6件確認されました。
このうち医療従事者の被害は、イランで9人が死亡、レバノンでは88人が死亡し、206人が負傷しています。
WHOは、停戦後も情勢は不安定で、避難生活の長期化に伴う感染症の拡大など、健康リスクが広がっているとしています。
また、複数の国がエネルギー非常事態を宣言しており、「危機は燃料価格の高騰から、医療体制を含む社会機能の混乱へと移行している」と警告しています。
キューバでは燃料不足により病院やインフラの機能が阻害され、ガザでは医療提供、水や衛生サービスに支障が出ているということです。