渡り鳥のシジュウカラガンをモチーフにした彫刻作品が、このほど仙台市の八木山動物公園に贈られました。作ったのは東京の彫刻家で、宮城県との縁が製作のきっかけでした。

記者リポート
「ここは模型や剥製を通して動物の生態などが学べるビジターセンターの一角です。翼を広げて、まるで大空を羽ばたいているよう」


この作品を作ったのは、彫刻家の瀬戸優さんです。

彫刻家 瀬戸優さん(Q.何でできている?)
「テラコッタという土器、縄文土器、埴輪、土偶と同じ素材が使われています」

東京にアトリエを構え、動物の彫刻作品を多く手がけている瀬戸さん。

去年、仙台市青葉区の百貨店で開いた個展で、メインとなったのがこの作品でした。

製作のきっかけは、伊豆沼に飛来するシジュウカラガンの姿だったそうです。

彫刻家 瀬戸優さん
「妻の実家が宮城県の登米市で、伊豆沼がすごく近く、シジュウカラガンをはじめ様々な鳥類が飛来する場所としてすごい有名で、東北の原風景みたいな、絶滅危惧種であったというストーリーも含めて、興味をそそられるモチーフだった」

瀬戸さんは八木山動物公園が行なってきたシジュウカラガンの保全活動に賛同する思いもあり、動物園に贈ることを決めたということです。

八木山動物公園はシジュウカラガンの保全活動を1980年からおよそ30年間行ないました。

シジュウカラガンを動物園でふ化させて野生に帰すことを繰り返した結果、宮城県内に飛来するシジュウカラガンの数は少しずつ回復し、現在ではおよそ1万3000羽にまでなりました。

八木山動物公園管理課 大友嘉章課長
「写実性あるすばらしい作品を目にすると、環境保全への思いや環境に対して思いをはせてもらえるのではと思う」

4月15日、仙台市からの感謝状を受け取った瀬戸さんは、改めて作品についての思いを話しました。

彫刻家 瀬戸優さん
「この動物は美しいというところが一番伝えたいところ。こんなに羽がきれいなんだというのを、彫刻から読み取ってもらえるとうれしい」

仙台放送
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