KTN記者
「燃料高騰の影響を受けているのは車だけではありません。ホテル業界からも悲鳴が上がっています」
長崎市風頭町にあるホテル「矢太樓(やたろう)」です。
カミソリやヘアブラシなど宿泊客に提供する備品の多くはプラスチック製品です。
矢太樓 山本泰央専務執行役員
「ナフサ由来の商品については全て価格が今のところ上がってませんけど、今後、情勢的には上がってくる」
備品の値上げは半年に一度ですが、中東情勢の影響でより速いペースで価格転嫁が進むのではと懸念しています。
すでに影響が出ているのが、ボイラーに使う重油の価格です。
大浴場をはじめ館内のお湯を沸かすため、多い月は約2万リットルの重油を使います。
重油の価格は4月から1リットル当たり約20円値上がりし、ひと月当たりの費用は約40万円増えました。
矢太樓 山本泰央専務執行役員
「節電節約ですよね。無駄な消耗品を買わないとか社内努力で抑えるしかない。お客さんに転嫁できませんのでそこが一番、頭痛いところですね」
さらに、食料品の値上げも続いていますが、すぐに宿泊料金に上乗せするのは難しいとして、補助金などコスト抑制に向けた政策を求めています。