また一段 寒さが進みそうですが、金沢市の兼六園では日本伝統の“冬支度”が始まっています。

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「雪吊り」準備スタート!今だけの“絶景”コラボレーションも

冬の風物詩としても有名な「雪吊り」。
金沢市にある兼六園で準備作業が始まりました。作業は、園内随一の枝ぶりを誇る「唐崎松」から。
支えになる柱の高さは約14m。枝を吊る縄は全部で800本近い本数を使用するそうです。兼六園では、延べ人数約500人が1カ月半かけて作業が進められます。

支柱を用いて縄で枝を吊ることで、雪から樹木を守る「雪吊り」には、その実用的な面に加え、景観を楽しむという側面も。
秋には紅葉とのコラボレーションが美しく、訪れる人はその絶景に目を奪われるはずです。

3種類の「雪吊り」…その違いとは?

「雪吊り」には、種類があることをご存じでしょうか?
大きく分けて「りんご吊り」、「幹吊り」、「しぼり」の3種類に分かれています。

写真提供:金沢市もりガーデン

最も吊り方として有名なのは「りんご吊り」で、中心に立てた柱の先端から枝へ縄をかける方法です。
さらに、樹木の幹から縄を張り枝を吊る「幹吊り」や、木全体を外からしぼるように縄でまとめる「しぼり」と呼ばれる吊り方があります。

なぜ「雪吊り」が必要?カギは“雪の重さ”の違い

では、なぜここまでの雪対策が必要なのでしょうか?
カギを握るのは、北陸地方の「雪の重さ」です。

日本海側の海水は豪雪地帯の割に温かく、ここから発生した大量の水蒸気が雲を作ります。そのため、北陸地方で降る雪は、水分を多く含んだ「湿った重い雪」になるのです。

この雲が山を越え移動していく間に水分を落とすことで、内陸部ではサラサラの乾いた軽い雪に変わります。

兼六園の「雪吊り」は、その美しさで私達の目を楽しませてくれると同時に、北陸地方ならではの「重たい雪」から樹木を守るために必要な伝統の技なのです。

(とくダネ!『あまダネ!』11月3日放送)

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