東京の街を精巧に再現したジオラマ展が行われ、そこには変わりゆく街の魅力が詰まっていました。

東京・渋谷駅前のスクランブル交差点のジオラマの映像を見ると、大きさは150分の1ですが、細かく再現された街並みは、今にも動きだしそうです。

今週開かれた「東京ジオラマ展2026」では、東京を中心にした日本の風景を100点以上ジオラマで再現。

会場を訪れた人たちは、小さくなった街をのぞき込んで、その細かさやクオリティーの高さに驚いていました。

訪れた子ども:
電車好き。めっちゃ好きだからジオラマ好き。踏切(が特に好き)。マークがすごいなって思って。踏切があるよって、電車のマーク。

会場の中心に設置された大きなジオラマは、2025年、環状運転100周年を迎えた山手線を再現。
東京の街をぐるっと巡るように見ることができます。

JR東京駅のジオラマは、駅舎の細かい部分まで表現されています。
ぐっと視線を落とすと、電車のホームも表現されていて、大きなかばんを持って走る人など、ストーリーも見て取れます。

DIORAMA NODE・白川巨登さん:
(製作する上で)“生活感”を意識してまして、それぞれ街に来る動機や今の仕事とか、目的をもって来ているので、そういった目的をそれぞれの人形に持たせながらストーリーをつくることを特に意識している。

一方で、2022年まで中央区にあった中銀カプセルタワービルなど、かつての街並みを再現した作品もありました。

140個の取り外し可能なカプセル型の部屋で構成された集合住宅で、老朽化により解体されましたが、ジオラマで復活。

実物ではかなわなかった、カプセルの交換もできるのです。

昔は当たり前にあったものを見て喜ぶのは、大人だけではありません。

訪れた子ども:
もう全部リアルで、ちゃんと昭和っぽい駄菓子屋感がちゃんと出ている。(Q. 昭和はまだ生まれていないのでは?)生まれてないけど、昭和のアニメとかで見たりする。

たくさんの人を夢中にする街のジオラマの魅力について、来場していた親子は「ジオラマって、言ってしまえばプラスチックだったり、人工の物だと思うが、そこにストーリーを感じる。“人の生きた証し”みたいなものが表現されている、そういうジオラマに出会うと、感動的」と話しました。