宮崎県都城市の養豚場で、家畜伝染病の豚熱に感染した疑いのある子豚が見つかりました。陽性が確定すれば、日本が豚熱の清浄国になった2007年以降、県内の農場での発生は初めてです。
県によりますと、8日午後、都城市の養豚場の獣医師から「3月中旬から下痢の症状が続く子豚が増えている」と都城家畜保健衛生所に通報がありました。死んだ子豚3頭などにPCR検査を行ったところ、豚熱ウイルスが見つかりました。
この養豚場では、すべてのブタに豚熱ワクチンを打っているため、見つかったウイルスがワクチン由来のものか、感染力の強い野外株かを確認するため、現在、国の検査機関でより精密な検査が行われています。
野外株への感染が確認された場合、4日以内に養豚場で飼養しているおよそ5500頭全てを埋却処分するということです。
(河野俊嗣知事)
「都城市という一大養豚地ということで、非常に強い危機感を感じている」
感染の疑いがある子豚が確認された養豚場の半径10キロ圏内には、43農場、あわせておよそ11万頭が飼養されていますが、すべての養豚場でワクチン接種が済んでいるため、搬出や移動の制限区域は設けないということです。