気になる疑問やニュースのナゼを解き明かす「どうなの?」です。

今、若者の出会いの形に変化が生まれています。
スマホで気軽に出会いを見つけることができる「マッチングアプリ」。
こども家庭庁が行った最新の調査によると、40歳未満の既婚者の4人に1人がマッチングアプリを通して相手と出会ったというデータもあります。

ただ世界に目を向けると、アプリでの出会いに「疲れた」という声もあり、今、出会いの形が変化しているといいます。

ということで、8日の“どうなの?”は「“マチアプ疲れ”で変化『魅力』伝えるのは?」についてお伝えします。

今、欧米を中心にマッチングアプリに代わる新たな出会いの手段として注目されているのが「DATE MY MATE」です。
「DATE MY MATE」は「私の友人とデートしよう」という意味。

実際にイギリス・ロンドンで行われたイベントの映像があります。

DATE MY MATE参加者・プレゼンター:
今日紹介するのは私の“親友”シアナよ!見ての通りとても美人!それにハワイ出身なの!

観衆を前に彼女の魅力を友人が伝えます。
さらに、別の男性のプレゼンのタイトルは「彼とデートすべき理由」。
熱を込めて友の魅力をアピールします。

山崎夕貴キャスター:
ちょっと想像と違いましたね!あんな大規模に、ちょっとディスコの感じもありましたし。盛り上がっていて。

「DATE MY MATE」は自分ではなくて友人がプレゼンするというものです。
先ほどの映像のイベントは伝統的なパブで行っていて、大体2分間の間に年齢や身長などをスライドを使ってユーモアを交えながら紹介していきます。

三宅正治キャスター:
でもプレゼンする友達の能力って結構大きいよね。説得力が全然違ってくるもんね。

安宅晃樹キャスター:
ということですので、この番組でもプレゼンターをやらせてもらっていますので、私がどんな感じで実際プレゼンが行われるのかやってみたいと思います。
ということで…「私が紹介するのは友達の大二郎。年齢は40歳なんだけど気持ちはまだまだ10代。身長は180cmでちょうど家庭用冷蔵庫と同じくらいの安心感のあるいいサイズなんだ。そして、この大きな体がきっと役に立つ。もしあなたが無人島に1人取り残されても、大二郎はあなたを孤独にはさせません。なぜなら、大二郎は30kmまでなら泳いで会いに行けるからなんだ。そしてもう1つ、彼にはスペシャルな特技があるんだ。それが、羊毛フェルトの人形作り。大きな体に似合わないこういった繊細な作業も得意だ。こんなメルヘン大二郎とのデートはいかがでしょうか?」。

榎並大二郎キャスター:
何の説明もされずに「写真使わせてください」と言われたんですが、こういうことだったんですね。

山崎夕貴キャスター:
でも、いいかも!

遠藤玲子キャスター:
説得力!本人が言ってるのでなく友達が言っているというので、すっと入ってくるというか。

榎並大二郎キャスター:
自分では言えないですしね、なかなか。

安宅晃樹キャスター:
雰囲気だけでも感じてもらったかなと思います。

こうしたイベントは世界中に拡大しているということで、オーストリアやアメリカでも行われているそうです。

先ほどのイギリス・ロンドンで行われたイベントのチケットは、何と5分で完売。
さらには、その後、実際にデートの約束も交わしているということです。

山崎夕貴キャスター:
でも何かイメージ逆ですよね。最近はリアルを嫌がる傾向にあるかなと思っていたので、こうやってイベント会場で対面でっていう方向にいっているんですね。

なぜ今、スマホのアプリ完結ではなく対面に回帰しているのか、そのプレゼン方式が話題なのか、主催者を取材しました。

オーストリアで「DATE MY MATE」を運営する会社は、「今のアプリは“自分をどう見せるか”を競う場になっていて、それが一番良くない自己表現になっている。プレゼンであれば友達があなたの魅力を代わりに紹介してくれるので、その人らしさが自然に輝くのです」と説明していました。

また、人々が新たな出会いの形を求める背景に、ある疲労感があるといいます。

マッチングアプリで出会いを探すこと、スワイプにうんざりしている若者も多いそうです。
実際にイギリスでは、マッチングアプリの利用率も減少しているというデータもあるといいます。
つまりは“マチアプ疲れ”が今、進んでいるのではということです。

遠藤玲子キャスター:
今、日本では4人に1人がマッチングアプリで出会っている中で、日本もこの傾向にいずれなってくるんですかね。

実際にこうした流れは来るのかどうなのか、最新のトレンドに詳しい世代・トレンド評論家の牛窪恵さんによると、「マチアプ疲れは国内でもすでに見られるようになっている。けれども、欧米のように需要が減るところまではまだいっていない」といいます。
ただ一方で、プレゼン型の出会いは、日本人は奥手ともいわれますが、「自分で自分を売り込むことが苦手な日本人にとっては友人によるプレゼンの形はある種、合っているのではないか」ということです。

山崎夕貴キャスター:
恋愛する時って本人じゃなくて友達も見るじゃないですか。そういう意味では説得力もあっていいのかなと思いますけどね。

安宅晃樹キャスター:
プレゼン形式で新たな出会い、そして、キューピッドは友人なんて日が遠くないかもしれません。