全国でクマの被害が深刻化するなか、愛媛県今治市の会社がクマと遭遇した際に護身用として使える撃退グッズを開発しました。その実力を取材しました。
全国で去年に相次いだクマによる被害。冬が明けて今年も対策が求められるなか、福島県郡山市では、4月6日から住宅地などでクマの目撃が相次ぎ緊張が続いています。
この状況のなか、遠く離れた愛媛県の今治市で、防犯グッズなどを製造・販売する「スナミヤ」が開発したのが、クマ撃退用ランチャー「金太郎」。プラスチック製のボールのなかに、クマが嫌がる臭いを出す液体を入れて発射し破裂させるものです。防犯用のカラーボールを発射させる装置を応用し、このグッズが生まれました。
スナミヤ・砂見明社長:
「新聞見て、北海道の方で新聞配達員が襲われたけど周りにおった人がどうすることもできんと。それを息子が見て親父なんとか(開発を)続けて開発せないかんぞと言われて」
ボールに入っているのは、ヒトデから抽出したエキスとトウガラシの成分。強烈な臭いと刺激が特徴です。
曽我部愛麗キャスター:
「強烈な臭い。私たちでもこの臭い、パンッと弾けたときに、これは逃げていきますね、強烈」
この撃退用ランチャーは、動物園の協力のもとで3月に実験。クマの動きを実際に見たことで効果を期待できると感じたそうです。
スナミヤ・砂見明社長:
「クマの飼育員の話では、今まで何社かクマの試験をしに来たけど、あまり効果がなかったと。2回に渡って同じような結果が出たので、飼育員もビックリしていた。これなら大丈夫ということで商品化に踏み切ろうと決断した」
クマは臭いに敏感。試験を撮影した映像では、ボールが破裂してすぐに逃げるように動き回っているのが分かります。
販売前のランチャーを特別に発射させてもらいました。
曽我部キャスター:
「反動がすごくて驚いてしまったんですけど、すごい。パニックになってしまった時でもどこかに当たれば」
有効射程距離は15メートル。クマに直接ボールを当てるか、地面にあてて破裂し飛散させることで効果が期待できるということです。
砂見明社長:
「東北や北海道でも拠点になる所に、興味を引く会社があれば卸していきたい」
このクマ撃退ランチャーは、5月に発売する予定です。
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