漫画に青春をささげる高校生たちが国内外から高知に集まり画力や表現力を競う「まんが甲子園」。4月8日、35回目となる2026年の予選テーマが「国宝級」と「アップデート」と発表されました。

また、2025年の類似作品のトラブルを受け、2026年の審査から新たにAIが導入されます。盗作やAI創作にどう対応するか、現代のコンテスト開催の難しさを取材しました。

若者の豊かな想像力が求められる「まんが甲子園」。ですが2025年ー

高知県職員:
「オリジナル未発表作品と言い難い、著作権に関わる問題が懸念される作品が見受けられました」

2025年8月に行われた第34回まんが甲子園の本選では最優秀に選ばれた作品と類似した作品がインターネット上に掲載されていると外部から指摘がありました。

指摘を受けた主催者はすでに公表されている他の作品との類似性があると判断し、最優秀を取り消すという前代未聞のトラブルが発生しました。県によりますと最優秀賞の「該当なし」は大会史上初めてでした。

こうしたトラブルの対策として今回から、参加校の生徒や顧問に事前に著作権に関する動画を視聴し議論してもらい、知識を深めてもらうこと。そしてAIや画像検索などを活用して検索するスタッフを設置し、類似作品がないか調べることの2点が実施されます。

検索するスタッフは漫画などトレンドに詳しい県内の若者10人が選ばれる予定で、予選、本選の審査前などに検索する時間が設けられます。

一方で、安易なAIの利用で中止に追い込まれたコンテストも。鳥取で開催されていた「妖怪川柳」コンテストはAIによるものと思われる作品が多数みつかったことから継続が困難と判断し、2026年で幕を閉じました。

AI活用に関してまんが甲子園の主催者はー

まんが王国土佐推進協議会・吉村領 部会長:
「負けないでしょ!AIなんかには絶対に負けないと思います。僕たちは人間!人間の湧き上がったものが負けるとは全然思っていません」

前回、県勢で唯一入賞を果たした高知商業高校。2025年参加した生徒たちはー

高知商業高校コミックアート部・3年:
「類似作品の取り消しがなければ自分たちがもっといい賞に入れていたんじゃないかな」

高知商業高校コミックアート部・3年:
「公平性が高まるという点ではいいかなと思っているんですが、偶然で似たような作品があるという可能性もあるので、そういったところがどう評価されるかが不安」

2025年、本選に出場した土佐女子高校の顧問は-

土佐女子高校マンガサークル・下村真知子 顧問:
「AIがあろうがなかろうが自分たちは正々堂々としますし、相手もそうしてほしい、そうするだろうという期待はあります」

ペン児たちの熱戦は8月1日に本選が行われます。

高知さんさんテレビ
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