メダリストが故郷に凱旋です。ミラノ・コルティナオリンピックで2つの銅メダルを獲得した、丸山希選手の祝賀パレードが、4月4日、地元・長野県野沢温泉村で行われました。小さな村から誕生したオリンピックメダリストを大勢の人が祝福し、村からは村民栄誉章も贈られました。


(記者リポート)
「地元出身のメダリストの姿を一目見ようと、沿道には人が詰めかけています」

4月4日、地元・野沢温泉村で行われた祝賀パレード。その主人公は、ミラノ・コルティナ五輪で2つの銅メダルを獲得したスキー・ジャンプの丸山希選手です。

雨が降るあいにくの天気でしたが、2つの銅メダルを首からさげ、笑顔で声援に応えました。

丸山希選手:
「あいにくの雨だったんですけど、たくさんの方が来ていただいて本当にうれしい」

初のオリンピックに挑んだ丸山選手。最初のノーマルヒルで、「日本勢のメダル第一号」となる銅メダルを獲得。

混合団体でも安定感のあるジャンプを見せ、「2つ目の銅メダル」を獲得しました。

その活躍を祝福しようと、集まったのは約600人。

村出身では、1994年のリレハンメル大会で河野孝典選手、西方仁也選手がメダルを獲得して以来、「32年ぶりのオリンピックメダリスト」です。

同級生:
「かっこよかったですね、すごいことを成し遂げたんだと伝わってきた。昔から頑張ってるのを見てきたので、五輪で銅メダルを2つも取ることができてすごくうれしいです」

村民:
「笑顔がなんともかわいくてね。うれしいです、誇らしいです。最高の喜びです」

子ども:
「カッコよかった、ジャンプが。メダルが次は金が2個ほしいなって気持ちだった」

沿道には兄・雄さんの姿も―。

兄・雄さん:
「家族としてもうれしい思いでいっぱいです。無事に帰って来たのもそうですし、皆さんに温かく迎えていただいて非常にうれしく思います」


パレードの後はー。

村が開いた祝賀会に参加し、集まった人たちに感謝の思いを伝えました。

丸山希選手:
「2つの銅メダルを持って帰ってくることができました。私の五輪にたくさんの応援を本当にありがとうございました。私もさらなる高みを目指して次の4年間、がんばっていきたいと思います」

村からは活躍を称え、「村民栄誉章」が贈られました。

小学生時代のコーチ・笹岡洋介さん:
「子どもたちのこれからの勇気にもつなげたと思う。本当に頼もしい存在です。次は一番いい色のメダルを取ってもらうようにまた頑張ってもらいたい」

希さんと一緒に登壇した父・守さん。

最後のラージヒルは、丸山選手が高校3年の時に亡くなった妻・信子さんの遺影を手に、現地で声援を送りました。

父・守さん:
「(ラージヒルが)終わったあともすぐ希、私たちのいるところを見つけて遠くから手を振って、ハグしてもらって、遺影を見て『おかあ、見てた?』って言ってもらってね。(妻は)『よくやったな』と言ってると思います。もしかしたら『色違うよ』って言ったかもしれないですね(笑)」

人口約3500人の小さな村から誕生したオリンピックメダリスト。

丸山選手が目指すのは、金色のメダル、「世界の頂点」です。

丸山希選手:
「私の夢は、スキージャンプを始めたころからの五輪の金メダル。次の目標は五輪の金メダルとワールドカップの総合優勝です」

長野放送
長野放送

長野の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。