ことし1月、東大阪市で、男子中学生が高齢ドライバーの車にはねられ死亡した事故から、6日で3カ月が経った。
大切な息子を失った父親が関西テレビの取材に応じ、「元の幸せは戻ってこない」と今の心境を語るとともに、高齢ドライバーによる事故を無くしたいと訴えた。
■3カ月前、高齢ドライバーによる事故で大切な息子を失った小川さん
小学生DJポリス:おじいちゃん、その運転大丈夫?『あと少し』そう言わずに一休み!
6日から始まった、春の全国交通安全運動。東大阪市の東花園駅前では、小学生たちがDJポリスとして、高齢ドライバーの免許返納を呼びかけた。
その活動を見守る小川蔵弘さんは、3カ月前、高齢ドライバーによる事故で大切な息子を失った。

■「運転してた人間に対しては、もう言葉だけでは表せないぐらい憎い気持ち」
事故で息子を亡くした小川蔵弘さん:うちの子はこの駐輪場に止めて猛スピードで走ってきた車に後ろ向きから追突されて、壁が全部崩れるまでうちの子と一緒にひき続けたみたいで。
運転してた人間に対しては、もう言葉だけでは表せないぐらい憎い気持ち。
ただ、その人間に、何をしても何を伝えても、本人(息子)は帰ってこないし、そこが一番悔しいですよね。
当時中学3年生だった総司さん。ことし1月、東大阪市のコンビニエンスストアの敷地内で車にはねられ、死亡した。
70代の運転手は、「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話していたということだ。

■総司さんの部屋に並べられたたくさんのフィギュア
小川蔵弘さん:一週間くらい前ですかね、棚を作って。事故したときに履いてた靴も返ってきましたんで。きれいに洗ってあげて一緒にかざってます。
誰に対しても分け隔てなく接し、好きなことにまっすぐだったという総司さん。
総司さんの部屋に並べられたたくさんのフィギュアもその証だ。
小川蔵弘さん:仮面ライダー、ウルトラマンとかも(私は)大反対だったんですよ。中学生になってこんなんしてる人間おらんぞって。
(通夜の前日に)総司の友達が来てくれてね。そのときに聞いたんですよ。『戦隊もののおもちゃとか仮面ライダーのおもちゃとか集めて恥ずかしいと思わへん?』って聞いたら、『これがこいつのいいところ。ずっと好きなものを好きでい続けてくれてる。それが僕たちは好きだった』(と言ってくれた)。

■「わざとじゃなかったにしても、僕たちからすると殺された」
蔵弘さんは、幸せを分かち合える家族を奪われた。
小川蔵弘さん:わざとじゃなかったにしても、僕たちからすると殺された。それしかないですよね。いろんな人に『また落ち着いたら』とか、そういう声掛けされるんですけど。多分一生落ち着かないですよね。落ち着かないし、元の幸せは戻ってこない。
事故の後、駐輪場と駐車場の間には、新たに追突を防ぐためのポールが設置された。
「二度とこのような事故は起きてほしくない」蔵弘さんはそう願っている。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年4月6日放送)

