天皇陛下は3月30日、皇居・宮殿で来日したインドネシアのプラボウォ大統領と面会されました。3年前、令和5(2023)年に皇后さまと共にインドネシアを公式訪問されている陛下。懇談では、訪問時の思い出を振り返られました。
「日本との懸け橋になっていただきたい」
懇談で陛下は、東日本大震災でのインドネシアの支援に改めて感謝の気持ちを伝えられました。また3年前のインドネシア訪問で、温かく迎えてもらったことにお礼の言葉を述べられたといいます。
両陛下にとって、即位後初めての国際親善訪問。各地で多くの人とふれあい、日本語を学ぶ学生など若い世代と積極的に交流されました。
大学の卒論のテーマに日本の「慣用句」を選んだ男子学生が「例えば『水くさい』という言葉は、私たち外国人には『水が臭い』のかと思います」と話すと、陛下は「テーマが面白いですね。私たちが当たり前のように使っている言葉も、突き詰めてみると不思議なものですね」と感心されていました。
日本語を学ぶ学生との懇談(ダルマ・プルサダ大学)また、インドネシアの歴史や文化にも触れられた両陛下。皇后さまは伝統的な染め物「バティック」作りを体験されています。
世界遺産の仏教遺跡「ボロブドゥール寺院」を訪問された陛下。遺跡保護のため、素足に布製のサンダルを履き、愛用のカメラで写真を撮るなど熱心に視察されました。
視察後、「サンダルは思っていたより履き心地が良かったです。そしてまた、サンダルを履くことによって、この寺院を保存しようという、そういった方々の熱意を強く感じました」と述べられた陛下。
ボロブドゥール寺院で取材に応じられる今回の懇談で、この仏教遺跡について、非常に歴史を感じ、感銘を受けたと大統領に話されました。
続いて行われた昼食会。
陛下は、インドネシアで交流した若者について「日本との架け橋になっていただきたい」と述べ、留学生や看護師、介護士が日本で活躍していることに感謝の気持ちを示されたといいます。
昼食会には秋篠宮さまも同席し、和やかに懇談されました。
(「皇室ご一家」4月5日放送)
