岐阜県池田町にある温泉施設が、4月3日から当面の間、臨時休館となりました。イラン情勢の悪化に伴って燃料価格が高騰し、源泉を温めるための重油の確保が困難になったことが原因です。

 岐阜県池田町にある天然温泉施設「池田温泉」本館は、湯ざわりが滑らかだと県外からの客も多い人気の施設で、月に1万人ほどが訪れるといいますが、3日、館内は静まり返っていました。

池田町総務部企画課の担当者:
「本日から当面の間、臨時休館とさせていただきます。初めてのことで、驚きとともに苦しみも同時に覚えております」

 本館が臨時休館となった背景にあるのは、緊迫するイラン情勢です。

 日本時間のきのう行われたトランプ大統領の演説。石器時代という言葉を使い、イランへより強力な攻撃を予告。中東情勢はさらに悪化するという見方もあり、原油価格は引き続き高騰する見通しとなりました。

 池田温泉には、本館・新館の2つの施設がありますが、どちらの源泉もともにおよそ30度とぬるいため、ボイラーを使ってお湯を40度以上に温める必要があります。

 温めるためには、1日当たり本館でおよそ600リットル、新館では800リットルほどの重油が必要です。しかし、中東情勢の悪化を受け重油確保が困難に。臨時休館となりました。

池田町総務部企画課の担当者:
「2日分は確保できているかなというところ。5月からの分はまだ入ってくるのか見通しが立っていないので」

 原油の高騰の影響で、業者から仕入れる燃料はこの1カ月で4回も値上がりしたといい、経営を圧迫。5月以降は通常の営業に戻りたいとしていますが、先行きが不透明な状況の中、不安だけが募ります。

池田町総務部企画課の担当者:
「昨年4月は(1リットル)97円、現在は170円ですね。想像したこともない状況で、未曾有の危機と思っております」

東海テレビ
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