名前は「シカやん」。

奈良公園から来た可能性があり、大阪市内で目撃が相次いだ「迷いシカ」が命名された。

大阪市内で目撃が相次いだ「迷いシカ」は、先月25日に大阪市城東区の大阪府警の施設内で捕獲された。

このシカは先月27日、受け入れ先として名乗り出た「能勢温泉」へと移送され、保護されていた。

そしてきょう(3日)、命名式が行われ「シカやん」と命名された。

この名前は、大阪府の吉村知事がSNSで提案し、横山市長がSNSで実施したアンケートで最も支持されていた。

命名式に出席した(左から)能勢温泉社長・奈良県山下知事・大阪府吉村知事
命名式に出席した(左から)能勢温泉社長・奈良県山下知事・大阪府吉村知事
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■“命名者”吉村知事「横山市長の名前の公募に応募してよかったなと」

“命名者”となった吉村知事は喜びを語るとともに、「シカやん」を受け入れた能勢温泉への感謝を述べた。

また今後、「人馴れしたシカ」が大阪府内に現れた場合には、能勢温泉にさらに受け入れを相談することで合意していると明かした。

吉村知事:先ほど、まず能勢温泉の皆さんには『シカやん』を受け入れてくださったことを本当に心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

吉村知事:また今日、名前が『シカやん』に決まったということで、横山市長の名前の公募に応募してよかったなと。まさか採用されると思ってませんでしたけれども、多くの人に投票していただいて、今日、能勢温泉さんの方で『シカやん』という名前に決まりました。

吉村知事:非常に親しみやすい名前だと思うので、これからも末永く皆さんにですね愛されるシカさんでいて欲しいなというふうに思います。

吉村知事
吉村知事

■今後また現れたら…受け入れ先として能勢温泉と相談も 知事が感謝

吉村知事:そしてまた今日来させてもらったもう1つの大きな理由はですね。奈良公園のシカさんも増えてきてるということで、今回こうやって初めて人馴れした『シカやん』が大阪府内で、しかも大阪市内まで来て、ということにもなりました。

今後、また新たに『シカやん』2号・3号が大阪府内にやってくる可能性もあるかなというふうに思います。

吉村知事:そのための対策どうするかっていうのを事前に考えておくのは重要なことだと思いましたんで、この間、この能勢温泉さんとも様々相談をさせていただきました。

結果ですね、もし『シカやん』2号・3号が大阪府内に行こ来た場合には、その受け入れについても個別にご相談させていただけるということになりましたので、そのお礼もですね、今日させていただけたらと思います。

吉村知事:捕獲の権限は市町村にあるんですけれども、市町村の皆さんも、やはり人に馴れたシカが来るというのはあまり想定をしていませんので。ただこれからまたその可能性はありますから。

その時にできるだけ殺処分にならないように、また幸せに暮らしていけるように、なかなか法的には奈良に戻るということは難しいということだと思いますので。

吉村知事:皆さんにとって愛されるように、と考えたときに、受け入れ先を能勢温泉さんと個別に相談させていただけるということ、本当にうれしいなと思いますので、これからも能勢温泉さんと一緒にいろいろ進めていけたらいいなと思います。

また能勢温泉さんも本当に大変なところもあろうかと思います。ぜひですね多くの皆さん、能勢温泉に遊びに来ていただけたらなと思います。

吉村知事:そして温泉につかって、またおいしいもの食べて、楽しんでいただけたら、それがまた『シカやん』の励みにもなると思いますし、『シカやん』の食事代にもなると思いますので。

ぜひ多くの皆さん、能勢温泉さんにお越しいただけたらなと思います。よろしくお願いします。

捕獲される前の「シカやん」
捕獲される前の「シカやん」

■吉村知事「しかせんべい」を「奈良せんべい」と呼び奈良県・山下知事に「帰省の受け入れ」打診

その上で、「しかせんべい」を「奈良せんべい」と呼び、「食べたら奈良出身では」と同席した山下知事に「帰省の受け入れ」を呼びかけた。

吉村知事:それから、今日(奈良県の)山下知事もいらっしゃってますけれども、多分奈良から来たんちゃうかなというふうに思ってますんで、“奈良せんべい”をいただけるということですから。また“奈良せんべい”を食べるかどうかちょっと見てみたいなと。

吉村知事:“奈良せんべい”を食べたら、奈良のシカさんじゃないかなと。そしたらたまには帰省も、奈良に帰省もできないかなということを山下知事にまた相談したいなと思います。

しかせんべい
しかせんべい

■奈良県・山下知事「エサ代かさむと思うので…」牧草やしかせんべいなど2カ月分贈呈

そして奈良県の山下知事は能勢温泉に対し「エサ代がかさむと思うので」と指摘し、牧草と牧草キューブ、そしてしかせんべい2カ月分を贈呈した。

また「今後も生駒山を越えることも想定し、大阪府との連携を考えたい」と述べた。

奈良県・山下知事:今回『シカやん』の命名式が執り行われるというふうに聞きまして、奈良から来させていただきました。吉村知事もおっしゃったように奈良公園からきた可能性も否定はできないところでございますけれども。

先日の県庁での記者会見でも申し上げました通り、今の法律上は奈良公園に戻すというのはちょっと難しいということで決定をさせていただきましたところ、今回無事『シカやん』が捕獲をされ、そしてまたこちら能勢温泉で、こうやってゆったりと過ごしていただいてるというのは非常に私にとっても嬉しいことでございます。

奈良県・山下知事:今日は命名式ということで、その『シカやん』の様子を見に来たということと、あと県庁職員の獣医師も連れてきておりますので健康状態等も簡単に見てもらおうかなと思っております。

それから先ほど吉村さんもおっしゃいましたけれども、奈良公園のシカは非常に頭数が増えております。原因はよくわからないんですけれどもここ2、3年でですね、2~300頭ぐらい増えているところでございます。

奈良県・山下知事:実際、奈良公園のエリアから外に出ていってる鹿がこれまでも非常に多かったんですけれども、大阪府まで行くっていうことはちょっと想定はしていませんでした。正直申し上げまして。

吉村さんがおっしゃったように今後も、生駒山を越えるというようなことも考えられなくはないので、その場合、大阪との連携をどうしていくのかということも考えていかなければなりませんし、1度どういう環境でシカが過ごしているのかということを見たかったんで、今日は来させていただきました。

奈良県・山下知事:それから能勢温泉さん、エサ代もかさむと思いますでの、今日は牧草2カ月分と、それから牧草をキューブの形にしたもの2カ月分、それからしかせんべい2カ月分を持って来させていただきました。

そして県職員の有志が「時間外に作った」というネームプレートを「シカやん」にプレゼントした。

ネームプレート贈呈
ネームプレート贈呈
関西テレビ
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