サガテレビのアナウンサーが県内各地をリポートする新コーナー「アナリポ」です。2日の担当は吉冨アナウンサーです。よろしくお願いします。
【吉冨アナウンサー】
よろしくお願いします。
今回取材に行ったのは伊万里市・松浦鉄道の浦ノ崎駅。
列車と「桜のトンネル」が有名ですが、その裏には、サクラを守る地域の人の存在もありました。
「桜のトンネル」として知られる松浦鉄道・浦ノ崎駅。
サクラは線路沿いに約80本。
今から約100年前、駅の開業と同時に植えられたといわれています。
【伊万里市から】
「きれい」
【大阪府から】
「電車とのコントラストが見れてよかったな」
しかし、美しいサクラが見られない時期もありました。
【井手弘子さん】
「もう全然咲いてなかったの。傷んでたっていうか、腐れたりとか」
こちらがその当時の写真。
花は一部分しか咲いておらず、緑色の葉も目立ちます。
そこで手入れを始めたのが井手さんご夫婦です。
【井手弘子さん】
「咲かないならかわいそうよねって私が言ったばっかりに主人がそれを聞いて桜の木が咲くようにっていうことでしました」
腐った木を切ったり薬を塗ったり・・・地域の人も協力し、サクラは次第に美しい花を咲かせるように。
一方、現在は新たな課題にも直面しています。
【吉冨アナウンサー】
Qこの木は大体樹齢どのくらい?
【井手一雄さん】
「これは・・・もう97年くらい」
サクラの高齢化です。
通常、ソメイヨシノは樹齢60年で腐りやすくなると言われますが、このあたりのサクラの多くは樹齢100年近くです。
【井手一雄さん】
「病気が出てきたら中から空洞になってくる。それで根腐れして倒れてしまう」
案内してもらうと幹が折れ中がむき出しになったサクラの木が・・・。
【井手一雄さん】
「中の芯がないわけですよ」
【吉冨アナウンサー】
「空洞になってしまっている・・・」
【井手一雄さん】
「時々樹木医さんに見てもらって。でももうあんな木でも中はだいぶ空洞になってると思うんですけど」
線路のすぐそばの木は倒木すれば一大事です。
サクラを守る地域の人も高齢化が進む中、安全をどう確保するか模索が続いています。
そんな中、この日は恒例の祭りの準備が進んでいました。
Qこんにちは何されてるんですか?
【地元の学生】
「棒に旗をつける作業をしています。やっぱ年に1回しかないんで、特別ではある」【地元の学生】
「海外の人とかも多く来てほしい」
【吉冨綾花】
「今年も浦ノ崎駅の桜の駅まつりが始まりました。桜はまだ3分咲きでつぼみが目立ちますが、ホームには桜を一目見ようとたくさんの人が訪れています」
【大阪府から】
「天気は良かったんですけどもうちょっとあとのほうが良かったですかね・・・でも楽しんで帰ります!」
Qきょうは電車旅?
【長崎県から】
「はい、地元の鉄道なんで全線乗ろうかなって思ったけど、去年は咲いてたけど今年はまだですね」
サクラは満開・・・とはいきませんでしたが、約2500人が浦ノ崎駅に集まりました。
ホームには上下線合わせて1時間に約2本の列車が乗り入れます。
この日の車内は満員です。
さらに今年ならではのこんな催しも!
【吉冨アナウンサー】
「今年は午年ということで、馬に乗りながら花見に出発します。普段より目線が高いので、桜を目の前に見ることができます。とても贅沢な時間です」
会場では演舞の披露や音楽ライブが開かれたほか、屋台もずらり!
「たのしい。いっぱい取った!ピンクのユニコーン(のスーパーボール)もある」
「たのしかったです!!」
今年で17年目となるこの祭りは地域の人や家族をつなぐ場でもあります。
【伊万里市から】
「まあ大体(毎年)来てます。皆と交流できますからね、普通合わない人とも会えるでしょう」
【伊万里市から】
「また3月末かな?今度はいつある?って聞くでしょう、楽しみにしながら、孫を連れてくるのもひとつの時代の流れ」
【有田町から】
「いろいろ演技とかもあって楽しい」
東京から帰省し初めて祭りに参加した人も・・・。
【東京から帰省】
「地元のお祭りもいいなって思って、離れてみて気づくこともあるなと思いました」
【井手一雄さん】
「これだけたくさんの方が桜を見に来られたということでうれしく思います。この桜が花が咲いてる間は、僕が交代したとしてもこの祭りだけは続けていってもらいたいと思う」
【吉冨アナウンサー】
こちらが現在の浦ノ崎駅の様子です。
電車がホームに入ってきて美しい桜のトンネルの中を進んでいきました。
ホームにはカメラを持った人が待ち構えていて、今ちょうど列車に乗り込んでいるところです。
桜が咲いている間は午後6時半から午後10時すぎまでライトアップも楽しむことができます。
地域の人が大切に守り続けてきたサクラです、ぜひ見に行ってみてください。
【キャスター】
ここまで吉冨アナウンサーでした。ありがとうございました。