4月から新年度がスタートします。新しい生活や新学期にワクワクなか、襲ってくるのが値上げラッシュ。帝国データバンクの調査によりますと、なんと2798品目の飲食料品が値上げされます。この中には、日々の料理に欠かせない食用油やドレッシング・マヨネーズなどの調味料、ウイスキーや焼酎・輸入ワインなどの酒類、そして日用品ではティッシュペーパーやキッチンペーパーなどの紙製品も含まれます。愛媛県松山市の飲食店では、前日の3月31日から物価高騰に悲鳴が上がっています。
松山市の「まつちかタウン」にある人気店「唐揚げ食堂ごいち」。人気なのは、やわらかくジューシーな「から揚げ」、ボリュームたっぷりの「チキン南蛮」の2種類の定食セット。おかわり自由のごはんと味噌汁が付いて価格はなんと980円です。
店舗の厨房では、揚げ物専用の調理器具に、一回で16キロもの油を入れて使用。また定食には山盛りのキャベツが添えられていて、卓上の500ミリリットルドレッシングは1日当たり約10本も消費しているんです。今回の飲食料品の値上げラッシュは店にとって大打撃と明かします。
ごいちの運営会社マキフーズ・山本清一郎さん:
「油や原油を使った商品、弊社の場合は全ての原材料が現在上がり続けているので、かなりきつい状況です」
それでも、この3年程は値上げの波に苦しみながら。企業努力で値段据え置きの営業を続けてきました。
山本さん:
「一番使用量の多い鶏肉・油は一括で仕入れることによって、価格の変動を抑える。あとは仕込みの仕方やお米の保存方法で歩留まりがよく、ムダなものを出さないことを意識して」
このほか系列の店舗間で余った油をシェアしたり、余った食材を総菜や弁当として活用してフードロスをなくしたりしてきたものの、この4月からはメニューの品質を落とさないために値上げを決断しました。
山本さん:
「もうさすがに4月10日から、全店値上げで対策をさせていただければと現在思っている」
4月10日からほぼ全てのメニューを値上げ。メニューごとに20円から最大420円上がる見込みです。常連客からは…
利用客:
「(値上げは)今初めて聞きました。まあしょうがない」
利用客:
「お店はもっと上げたいけど、抑えて抑えて(営業)してもらってるとは思うので、世界情勢的には仕方がないことなのかなとは思ってる」
ちなみに「唐揚げ」の定食は1000円、「チキン南蛮」のセットは1100円になるということです。
店舗の運営会社の山本清一郎さんは「定食が980円から1000円超えになるのは怖い部分がある」とこぼすものの、「(値上げを)感じさせないクオリティーと接客を向上させていきたい」と話しています。
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