2026年に入り、運輸局から2回目の命令です。四国運輸局は3月27日、香川県多度津町の離島航路の船会社に安全管理規程の違反が確認されたとして、海上運送法に基づく、安全確保命令を出したと発表しました。
命令文書が出されたのは多度津町で高見島、佐柳島航路を運航する船会社「たどつ汽船」です。
四国運輸局によりますと、2026年1月8日、たどつ汽船の旅客船「ニューおおとり」が多度津港出港後にエンジントラブルを起こし、航行不能になる事故がありました。出港前の検査をせず、船底弁を閉めたまま運航したことがトラブルの原因でした。
1月13日に四国運輸局が同社に海上運送法に基づく立入検査を行ったところ、海上保安庁に事故を報告する必要があったにもかかわらず、報告をしなかったほか、出港前の検査を実施しないなど、5件の違反が確認されたということです。
四国運輸局はたどつ汽船に対して改善のために行った具体的な措置を4月27日までに文書で報告するよう求めています。
たどつ汽船では2026年1月にも船員法などに違反する事実が確認され、四国運輸局から輸送の安全確保命令を受けていて、1月から3月の間に2回命令を受ける異例の事態となりました。