原油価格高騰の影響は、暮らしの思わぬところにも広がっています。
◆記者リポート
「こちらの養鶏場、レーンに大量の卵が並んでいます。箱の中に大量の卵を入れています」
福岡県鞍手町の野上養鶏場です。
1日に約6万個のブランド卵「味宝卵」を出荷していますが、輸送費や包装資材のコストが重くのしかかっています。
◆野上養鶏場 藤井豪社長
「打撃、大打撃ですね。こういうビニール製品もおそらく全部(値段が)上がってくるので」
中東情勢の影響でプラスチックなどの原料となるナフサが高騰。
1日に少なくとも50箱使うダンボールは、業者からすでに値上げを通達されています。
◆野上養鶏場 藤井豪社長
「こういう箱類の値段が全部あがっています。10パーセントから20パーセント。(月に)30万円から60万円ぐらいはあがるのではないかと」
何がどこまで値上がりするのか、先行きを見通せずにいます。
◆野上養鶏場 藤井豪社長
「不本意ですよね。考えきれないところでどんどん値段が上がっていくから、『えっ』というところが大きい」
こうした中、卵の販売価格は…。
◆野上養鶏場 藤井豪社長
「6月からの値上げを考えています。大体10パーセントくらいは値上げしていかないと。状況もいま不安定なので、もしかしたらさらに値上げという話になるかも知れない。それはちょっとわからない」
そして、一般的なスーパーでの卵価格も歴史的な高騰となっています。
農水省によると最新の卵1パックの平均小売価格は309円で、3年前のエッグショックを超えて過去最高の価格となりました。
背景にあるのが鳥インフルエンザの感染拡大で、25日は北海道で46万羽という大規模な殺処分、26日も宮城県で9000羽が処分されました。
こうして卵の流通量が減り価格が高騰しています。