日本を代表するアニメ・ジブリ作品の魅力のひとつがリアルに描かれた「背景」です。そんな背景美術の描き方の体験会が高知市で開かれました。
紙に描かれた龍馬像。絵の具で色を付けていくと銅像や雲には立体感が生まれ、差し込む光まで忠実に再現されています。
描いているのは「千と千尋の神隠し」などスタジオジブリの多くの作品に携わったアニメーション美術監督の武重洋二さんです。
27日に高知市で開かれたのはアニメーション美術監督に学ぶ「背景美術の描き方」の体験会。県の内外から高校生や会社員など13人が参加しました。
講師は美術監督の武重さんとスタジオジブリの作品などに携わってきた西川洋一さんの二人です。参加者はプロが使う画材でお題の空・雲・山を描きます。
はじめに西川さんによるデモンストレーションが行われました。
アニメーション美術監督・西川洋一さん:
「ちっちゃいストロークで塗っていくと筆のムラが目立ってしまうので、端から端まで素早くきれいに塗っていきます。ランダムな動きにすると自然に浮いているような雲になるので、コントロールしづらいような感じにしてランダムに描いていくと雲っぽいのではないかと」
講師からのアドバイスに参加者は―
神奈川から:
「触ってもらっただけですごい変わったのでびっくりしました。一気に立体感、雲って感じになって」
参加者は第一線で活躍するアニメ美術監督の技を見たり聞いたりしながら貴重な時間を過ごしていました。