その「追い抜き」、大丈夫ですか?車を運転していると、前をゆっくり走る自転車に出くわす場面は少なくありません。

 これまで何気なく行っていた「追い抜き」ですが、4月からはやり方次第で「違反」となる可能性があるため注意が必要です。

■「追い抜き」とは何か――

 今回ポイントとなるのは「追い抜き」という行為です。

 これは車が進路を変えずに、そのまま自転車の横を通り過ぎることを指します。

 右側へ大きくふくらんで抜く「追い越し」とは異なります。

■新ルールのポイントは2つ

 改正後は、車が自転車を追い抜く際、次の2点が求められます。

 ・できるだけ十分な距離をあける
 
 ・距離が取れない場合は、速度を落とす

 法律上、距離の具体的な数値は示されていませんが、警察は「約1メートル」を一つの目安としています。

 また、減速する場合は時速20〜30キロ程度が安全な水準とされています。

■狭い道ではどうする?

 では、道幅が狭く十分な間隔が確保できない場合はどうすればいいのでしょうか。

 この場合は、無理に距離を取ろうとするのではなく、しっかりとスピードを落として慎重に通過することが求められます。

 逆に、減速せずに一気に追い抜くと、危険な運転と判断されるおそれがあります。

■違反すると罰則も

 ルールに反して、危険な追い抜きで事故につながるなど悪質なケースでは、3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金が科される可能性があります。

■自転車側にも求められる対応

 今回のルールはドライバーだけでなく、自転車側にも関係します。

 自転車は原則として道路の左側を走る必要があり、意図的に中央寄りを走るなどした場合は、反則金の対象となる可能性があります。

 自転車との距離がとれないときは、無理をしないことが何より重要です。

 追い抜きを急がず、状況に応じて待つ判断も、安全運転の一つといえます。

 警察は「4月からの新ルールを正しく理解し、事故防止につなげてほしい」と呼び掛けています。

北海道文化放送
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