中東情勢の悪化で、日本国内での石油の安定供給が大きな課題となっています。
こうした中、民間の石油備蓄の放出に続き、きょうから国が持つ石油備蓄の放出が始まりました。
政府はきょうから順次、国で持つ石油の「国家備蓄」を全国にある11の基地から放出することにしていて、先ほど、愛媛県今治市にある「菊間国家石油備蓄基地」で最初の放出が始まりました。
石油はパイプラインで製油所に送られ、ガソリンなどに精製されます。
「国家備蓄」の放出量はおよそ1カ月分にあたるおよそ850万キロリットルで、すでに放出した民間企業の備蓄15日分とあわせて、45日分の放出は過去最大規模です。
今後は、産油国と協力して国内で確保する「産油国共同備蓄」についても今月中におよそ5日分の放出を始めることにしていて、政府は経済活動への影響を最小限に抑えたいねらいです。