原油価格の高騰は様々な業界に影響を及ぼしていて今後、物価の高騰に拍車をかける恐れもあります。

影響が広がる大分県内の現場を取材しました。

24日、大分市の集合住宅では業者が引っ越し作業を行っていました。新年度を前に引っ越し業界の忙しさはまさに今がピークです。

大分市に本社を持つこちらの会社も3月、請け負う引っ越しの件数は2月の3倍ほどに増えています。

しかし、稼ぎ時であるこの時期にガソリン代の高騰が直撃し頭を悩ませています。

◆引越のハル 坂本邦昭代表
「やっぱり車の台数も多いし給油する量がかなり多いので、この時期、毎日給油するので、かなりひっ迫している」

ガソリンだけでなくダンボールや粘着テープなどの資材の価格も上がってて会社では3月の引っ越し代金を2025年の1.3倍に値上げしました。

◆引越のハル 坂本邦昭代表
「売上自体は引っ越し代金自体が上がっているので、去年よりはいいと思うが結局、利益率はそこまで大きくは上がらない」

給油の際に値引きが受けられるクーポン券を活用するなど少しでもガソリン代を抑える努力を続けているということです。

影響は私たちが使う身近な商品にも。

◆パッケージプラザ都留 都留慎治社長
「素材もですね、PET(ポリエチレンテレフタレート)とかプラとかあるんですけどどうしても石油商品なので、どんどん入荷が減ってきている状況」

こちらの店では弁当の容器やポリ袋などおよそ5000点の商品を扱っていますが、そのうち3分の1がプラスチックといった石油関連の商品です。

原油の流通の影響を受けるため危機感を募らせています。

3月に入り、仕入れ先の1つから大量の発注に関しては数量を制限したり、納期が遅れる可能性があると通達がありました。

店では複数の業者から商品を仕入れていて、今のところ在庫がなくなる心配はないということです。

◆パッケージプラザ都留 都留慎治社長
「今のところ(値上げは)考えていないが、この状況が続けばホルムズ海峡が開通しても、原材料がどこまで上がってくるかわからないので、早めに解決して普通通りになれば、値上げもそんなにないかなと思っている」

様々な業界に影響が及んでいる原油の価格高騰。

専門家は、今後、物価の高騰に拍車がかかり県民生活に影響が広がる恐れがあるとしています。

◆大銀経済経営研究所川野恭輔業務本部長
「特定の産業だけではなく、サプライチェーンを通じて、幅広い産業に影響を及ぼすものと見ている。食料品のいろんな包装資材などでプラスチック製品なども使われているので食品価格が上がってくるような形になってくる可能性があるのではないか」

緊迫化が続く中東情勢。

県内経済への影響も予断を許さない状況が続いています。

テレビ大分
テレビ大分

大分の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。