25日朝の東京メトロ・渋谷駅の改札口。
クレジットカードをICの手前にあるリーダーにタッチすると、改札機を通ることができます。
首都圏の大手私鉄などが、25日から“クレカ乗車”の相互利用サービスを始めました。
切符の購入やチャージは不要。
クレジットカードを改札機にタッチするだけで、東急電鉄や東京メトロ、都営地下鉄といった首都圏の私鉄など11社で、各路線をまたいだ乗り継ぎが可能になります。
一方で、このサービスにより特に利便性が高まるのが、ICカードを持たない海外からの旅行客です。
東京地下鉄株式会社・小川孝行鉄道本部長:
券売機で乗車券を買う訪日外国人客が列をなし、駅員が対応している。限られた時間の有効活用にもつながるものと期待している。
切符を買う必要がないため、券売機の混雑緩和につながる見込み。
東京メトロ・上野駅では早速、韓国から出張で訪れたという女性が“クレカ乗車”を利用していました。
女性は「日本ではICカードしか使えないと聞いていたけど、クレジットカードが使えてびっくりしました。切符を買わなくていいし、とても便利。現金を使って会社に報告するのが大変なんです。(“クレカ乗車”は)日本を訪れた外国人のためにいい変化だと思う」と話しました。
オーストラリアから来た外国人観光客からも「(Q.“クレカ乗車”相互利用サービス)OK。オーストラリアのようだ。良いアイデア。カードにチャージする必要がないよ。ただかざすだけ」と、同様の声が聞かれました。
2025年、史上初めて4000万人を突破するなど好調なインバウンド。
“クレカ乗車”により、都内近郊の移動だけではなく、東京から日光や秩父、箱根といった人気観光スポットへスムーズな移動が可能になります。
また、これまで同様“乗り換え60分ルール”もありです。
改札を出たあと、60分以内に乗り継げば運賃の割り引きが受けられる“乗り換え60分ルール”。
これまでICカードでは可能でしたが、今回の“クレカ乗車”でも割引運賃になります。
例えば、東京メトロ銀座線の上野広小路駅と都営大江戸線の上野御徒町駅。
こうした対象駅で乗り継ぐ場合、60分以内なら運賃が70円安くなります。
上野には東京を代表する人気エリア「アメ横商店街」があるため、時間内でちょっとしたショッピングや食事を楽しむことも可能です。
こうした乗り換え対象の駅には、新宿駅と新宿西口駅も含まれます。
さらに、銀座や場外市場がある築地など、外国人観光客に人気のスポット周辺にもあります。
海外からの旅行客や、地方から訪れた人なども利便性を高める“クレカ乗車”。
25日時点で11社の54路線729駅で利用でき、今後も対象の駅は増える予定です。