愛知県犬山市の『日本モンキーセンター』が、2026年10月から長期休園に入ることになりました。施設の深刻な老朽化が理由で、「世界一サルを幸せにする動物園」を目指し、3〜4年かけてリニューアルを進めます。
■どの施設も“一刻を争う”老朽化で…
世界最大52種類・約700頭のサル類を飼育する日本モンキーセンター。
縞模様の長い尻尾を持つ「ワオキツネザル」に、黄色の毛で覆われた「ボリビアリスザル」など、サルの姿を間近で見られることが魅力の施設です。
1962年に現在の場所に移転し、動物園としてだけではなく、研究施設の役割を果たすなど、この地方には欠かせない場所となっていましたが、創立70周年を迎える2026年10月から長期休園することになりました。
企画広報課の綿貫課長:
「どの建物もどの設備も、一刻を争うというような老朽化ですので、思い切って施設整備を進めようと」
■“継ぎ足し”の対策も限界に セメントが溶け出した天井も
園内には、重ねた歴史の長さをあちらこちらで感じられます。
綿貫課長:
「この建物が、現存する動物の建物で一番古い施設になっています。天井を見ていただくと、鍾乳洞のつららみたいな感じでセメントが溶けだしてきている」
冬の風物詩「たき火にあたるサル」として人気のヤクシマザルが暮らすエリアも…。
綿貫課長:
「斜面につくった施設ですので、土砂の流出が非常に課題になっていて。パイプとかで支柱をたくさん継ぎ足して、壁が倒壊しないように」
これまで修繕が必要な場所はその都度対応してきましたが、それも限界に。3〜4年という長期の休園をして、リニューアルすることにしました。
来園者:
「長期の休みになると知って、これは行っておかないとと思って。ニシゴリラのタロウくんは私が小さい頃もいたから、その子がまだいると思うとすごいなと」
別の来園者:
「20代くらいから、40年くらい通っている。休園中も友の会の会員でいて、再びオープンするのを楽しみに」
■『世界一サルを幸せにする動物園』へ
今後どう生まれ変わるのか、具体的な構想は発表されていませんが、コンセプトは固まっているということです。
綿貫課長:
「70年の歴史がありますので、『世界一サルを幸せにする動物園』というのを職員の間でもテーマに掲げていて、これまでやってこられなかったような、新しい魅力のある展示にもチャレンジしていきたい」
通常営業は2026年8月までで、9月以降は土日・祝日のみ開園するとしています。
