福島市の小学校では、教員を目指す高校生や大学生が卒業式で教員の仕事を体験する新たな試みが行われた。
福島市立笹谷小学校で、卒業式の受付を担当していたのは橘高校1年の大川夢翔さん。高校受験をきっかけに、中学校の教員に興味を持ったという。
福島県教育委員会によると、教員を目指す学生の数は令和7年度は1742人だったのに対し令和8年度は1514人と200人以上減少している。
こうしたなか、福島市の教育委員会が初めて企画した「未来の先生卒業式参加体験プロジェクト」は、卒業式を教員の立場で体験してもらうことで具体的な仕事のイメージをつかんでほしいというねらいがある。
笹谷小学校の旗野礼子校長は「就職まで長い期間になる。感受性が豊かな時代に、いろいろなものを見て感じてほしい。そして子供たちとの距離も近いので、また新たな気づきがあるのではないか」と話す。
笹谷小学校出身の大河さんは「旅立ちの瞬間に立ち会わせて頂いて、保護者や先生の方と一緒に感動の瞬間を味わえて良かった」と話し、母校の卒業式に送り出す立場で参加できたことで、教員を目指したいという思いも強くなったという。
福島市の教育委員会では、このような体験プロジェクトを今後も企画していく予定だ。