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プレスリリース配信元:NPO法人S.O.L.

現地入りして遭遇する沢山の壁、壁、壁。しかし、スリランカ保健省の門を叩く機会が訪れ、希望も生まれました。

※AMIDOとは S.O.L.が提案している簡単な材料でDIYで取り付けられる簡易網戸のことです。

【クラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございました】
2025年12月26日~2026年1月31日まで実施いたしましたクラウドファンディングでは、多くの皆さまより温かいご支援を賜りました。心より御礼申し上げます。
皆さまのご支援により、スリランカ現地での活動を無事に実施することができました。

【現地医療の実情と活動の第一歩】
まず訪問したのは、クルネーガラ・ティーチング・ホスピタルです。
スリランカでは多くの医療機関が国立であり、国民は無料で医療サービスを受けることができます。その一方で、常に患者数が多く、特にデング熱が流行する時期には医療体制が非常に逼迫する現状があります。
現地では病院長のご理解とご協力のもと、私たちの取り組みである「AMIDO」の導入について前向きなお言葉をいただき、実際の設置に向けた第一歩を踏み出すことができました。
病院内の視察をすると、デング熱の流行が始まっており、病室に入りきらない患者が廊下にまであふれていました。
子ども病棟に足を踏み入れた瞬間、あちこちから聞こえる、苦しそうな泣き声。
その光景に、正直、胸が締め付けられました。
同時に「ここでしっかりやらなくては」と、強く思いました。

部屋に入りきれないデング熱患者が廊下にあふれています。皆、ここで2週間、ベッドから降りる事すら許されません。


【現場で見えた課題と柔軟な対応】
実際の導入にあたっては、建物の老朽化による制約など、現地特有の課題にも直面しました。
これに対し、壁に直接取り付けない方法として木枠を用いた設置方法を検討するなど、現地の状況に適応した形で試行錯誤を重ねました。
しかし、日本では当たり前にできることが、ここでは全く通用しないことに何度も心が折れそうになりました。木枠の製作も、予定通りには進まなかったりで
「本当に間に合うのか…」という不安と焦りの連続でした。このように大変な思いもしましたが、プロジェクトを円滑に進めるためには、より綿密な準備と現地理解が重要であることを学びました。


大工さんに木枠をつくってもらうことになり、先ずは採寸から。

【大きな前進となった保健省との連携】
活動の中で特に大きな成果となったのが、スリランカ保健省との連携です。
スリランカの病院は殆どが国立病院である事から、保健省の理解と協力が必要です。デング熱対策を担う専門機関との面談では、AMIDOについてプレゼンを行いました。嬉しい事に私たちの取り組みに対して関心と期待を寄せていただき、今後の普及に向けた重要な資料提供や支援の申し出を受けることができました。
さらに、病院での実証的な導入を進めることが、今後の制度化や拡大の可能性に繋がる、と前向きな意見をいただき、プロジェクトの将来性が大きく広がる結果となりました。
思うように進まない現場とは裏腹に、確実に“未来につながる道”が開き始めていることを感じ、少し安心しました。

スリランカらしく紅茶を頂きながらのプレゼン。


【段階的な導入と今後の展望】
現地調整の結果、今回の滞在期間中にすべての設置に許可が降りるまでにはかなりの時間を要する事がわかりました。病院側からの意向でもあるので、まずは一部での試験導入を行い、その結果をもとに改良・拡大していく方針となりました。
帰国後も現地スタッフと連携し、無事にカーテン式AMIDOの設置が完了しております。
取り付けたAMIDOの動画はこちら
現場の看護師の方々からも好評をいただいており、実用性について手応えを感じています。
現在は試験運用を行いながら、効果検証と改善を進めており、今後の本格展開に向けた重要なステップと位置づけています。

AMIDOの網部分の調整。インクルーシブコミュニケーションの専門家、S.O.L.副理事長の指導で上達に目を見張るものが。


カーテンに隙間が出来ないよう、微調整をしています。


カーテン式AMIDOの設置前と設置後

【次なるステップへ】
今回の活動を通して、現地での導入には時間と段階的な取り組みが不可欠であることを実感しました。
しかし同時に、現地医療機関および行政との連携基盤が築かれたことは、大きな前進です。
今後は試験導入の結果を踏まえ、さらなる設置拡大と仕組み化を目指し、継続的に活動を進めてまいります。
改めまして、本プロジェクトを支えてくださった皆さまに深く感謝申し上げます。
引き続き、温かいご支援とご関心を賜りますようお願い申し上げます。

今回のAMIDO製作チーム。頑張りました。

【NPO法人S.O.L.(ソル Seed of Lanka)について】

スリランカの教育施設訪問ツアーやビジネスマッチングツアーの企画、催行をしながら文化交流やスリランカの情報提供を行っています。スリランカのアニマルアタック(野生生物により人間が被害を受ける事象)に関する支援活動も行っています。

~S.O.L.のデング熱対策に関する活動~
2017年よりこれまでにおよそ330kgの蚊取り線香(株式会社ライオンケミカル様より寄贈)を京都大学アジアアフリカ研究所やライオンズクラブなどの協力により、スリランカの教育施設、老人ホーム、障がい者施設、農業従事者など延べ6,000人へ寄贈2017年デング熱流行中の国立病院を見学
2019年より施設や教育機関、スリランカ在住者コミュニティに虫除けについてのアンケート調査を実施
2021年5月 スリランカのクルネーガラ州ポルガハウェラで網戸の実証実験を開始
2021年11月 S.O.L.網戸(AMIDO)キットを開発
2022年11月 スリランカ大使館にてロドニ・ペレーラ大使とAMIDOキットの可能性について面談
2023年3月 スリランカでもっと積極的に活動を行うため、スリランカにNGOを設立申請
2023年12月 NHKおはよう日本「おはBiz」にて紹介
2024年1月 NHK WORLD-JAPAN Biz Streamにて紹介
2024年8月 デング熱予防教室PJがJICA基金に採択される
2024年10月 スリランカ政府よりNGO認証を取得
2024年11月 デング熱予防教室準備としてオンライン勉強会を始める
2025年3月 デング熱予防教室をKurunegala Municipal Councilなどで開催
2025年6月 スリランカ保健省、デング熱研究者との協力体制の可能性についてピヴィトゥル・ジャナック・クマ―ラシンハ次期大使と面談

【会社概要】
法人名:NPO法人S.O.L.(ソル)
法人所在地:本部/大阪府枚方市春日西町1‐50‐1
札幌支局/北海道札幌市東区伏古11条2丁目3-18
NGO SOLO/ No.37,1st Lane Welangolla Waththa Kurunegala Sri Lanka

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