岩手県花巻市円万寺のリンゴ畑に囲まれた静かな場所に佇むのが「光(みつ)カフェ」です。
明るい光が差し込む店内には、店主お気に入りのアンティークや花が並び、訪れる人をやさしく包み込む安らぎの空間が広がっています。
店主の細野光子さんは、店を始めた理由について「高校の頃に文化祭で喫茶店を開いて、その時に来たお客さんの笑顔がすごく良かったので(店を始めた)」と話します。
看板メニュー「まんじろうのリンゴカレー」には、特別な名前の由来があります。
「使っているリンゴの畑を始めた方が『まんじろうさん』といって、その方から土地を譲っていただいたので、感謝の気持ちを込めて名前を付けました」と語る細野さん。
「まんじろうのリンゴカレー」には、店のすぐそばで採れたリンゴを使用。
ひき肉のうま味たっぷりで、オリジナル配合のスパイスに、すりおろしたリンゴを加えることで、辛さの中に自然な甘みが広がる後を引く味わいに仕上げています。
カレーに添えられるのは、まんじろうさんのリンゴを使ったコンポート。シャキシャキとした食感を残し、ほどよい酸味と甘みのコンポートです。
菜の花など季節を感じるスープも付いたランチです。
ランチは日替わりの「気まぐれランチ」も人気です。
「色々なところを食べ歩きして、ヒントを拾っていつも考えながらランチは勉強している」と話す細野さん。
この日は、特製のねぎだれをたっぷりかけた「国産若どりのねぎダレ」です。
鶏むね肉に片栗粉をまぶし、こんがり揚げた唐揚げに、しょうゆ・酢・ゴマ油・刻みネギを合わせた特製だれをたっぷりかけて仕上げます。
香ばしさとゴマ油の風味、ほどよい酸味が食欲をそそり、ボリュームがありながら後味はさっぱりしています。から揚げとねぎダレのコンビはクセになるおいしさです。
店内には貸し切り利用ができる個室もあり、編み物教室やお茶会など、さまざまな目的で利用されています。
カフェタイムで好評なのが手作りのスイーツ。一番人気の「バスクチーズケーキ」は、高温で一気に焼き上げ、外はしっかり中はとろりとした濃厚なクリームチーズのコクが口いっぱいに広がります。
ふわふわのシフォンケーキは、しっとりとした口どけで甘さ控えめ。卵の風味とバニラの香りが上品に広がります。
店主の細野さんは「みなさんに居心地よく過ごしていただいて、帰る時は笑顔で帰っていただけるようにという気持ちは、これからもずっと変わらずやっていきたい」と話していました。