2026年3月16日に運航開始から20周年を迎えた福岡・北九州市の航空会社スターフライヤー。20年の節目を記念してファンに贈る特別な体験プログラムを用意した。ちょっと驚くプログラムとは?
格納庫は“秘密基地”のような場所
北九州空港を拠点に運航を始めて20周年となるスターフライヤーが、旅行会社JTBの発案を元に商品化した『STARFLYER BASE KITAKYUSHU ~翼と夢見る格納庫ナイト~』。

滑走路脇の格納庫に宿泊し、航空機のすぐ傍で一夜を過ごす1日12組限定の特別な体験プログラムだ。

スターフライヤーの本居慎二・経営戦略部長は「さすがに、格納庫に寝て頂くという発想はなかったので『そんな発想あるんだな』というところから始まった。航空機の保全の問題があるので、いろいろ現場のメンバーとも議論を重ねて『やれるんじゃないか』というところまでようやく持ってこられた」と話す。

整備のための格納庫は当然、普段は立ち入れない“秘密基地”のような場所。そこに参加者自ら宿泊用のテントを張ることで、非日常感とワクワク感が一層高まるというのだ。

食事はケータリング方式で、温かなメインをはじめ、彩りも華やかな冷製料理やデザートなど、最高ランクの約20品が並ぶ。

さらに、航空局や保健所との調整を重ねて実現した宿泊プログラムの一番のおすすめが、格納庫前で楽しむ本格サウナ。

薪を焚いて熱するフィンランド式で、しっかり汗を流した後は、飛行機を眺めながらじっくり整うことができる。

そして、夜も深まった午後11時半、いよいよ主役の登場だ。1日のフライトを終えた機体が、束の間の休息のため格納庫に入ってくる。

目覚めてテントを出ると目の前に飛行機が
格納庫ナイトの本番はここからだ。朝の出発まで駐機される飛行機を、整備士の解説を聞きながら隅から隅まで観察できる。

<整備士の解説>
「扇風機の羽根みたいなものが出ていますけれども『ファンブレード』といって、全部で36枚付いていまして、このブレード1枚で結構なお値段、車1台分ですね。それが36枚あります」

さらに参加者を対象にしたビンゴの賞品には『トーイングカー』の搭乗体験もある。あとは、翌朝6時に起きて出発する飛行機を見送るまで、翼の下で夢見る一夜を過ごすのだ。

航空ファンでなくても心が躍る特別体験。1泊2食付きの参加費用は、テントひと張りを大人2人で使った場合、1人19万2500円。

JTB北九州支店の谷口瞬祐さんは「航空ファンだけではなくファミリーの方や特別な場所でキャンプをしたい方などにも“響けば”と思っています。そこから北九州に興味を持って足を運んで下さる方が増えることも期待しているし、それで北九州全体、北九州エリア全体が盛り上がっていけば」と話す。

4月から6月までに予定されている第1回からの3回分は、専用サイトから先着順での受け付けが始まっていて、既に複数の予約が入っているという。

イベントは4月から6月まで月に1回ずつ行われることになっていて、6月以降の実施も検討中だという。
(テレビ西日本)
