イラン情勢の悪化で富山県内のガソリン価格も大幅に値上がりしています。なかには、1リットルあたり190円を突破したスタンドもあります。この大幅な値上がりは、運送業界にも重くのしかかっています。
トラック45台を所有する富山県上市町の運送会社。鋼材や住宅建材などを全国に運んでいます。
1カ月分の燃料を蓄える地下タンクを施設内に備えているため、今週、値上がり前に備蓄分を発注しましたが、数社の発注先が『出荷調整中』として燃料を確保できなかったと言います。
*清水屋運輸倉庫 井上幸治代表取締役
「今週末にかけて(1リットル当たり)40円から50円アップした金額で見積もりがきた」
物流を止めるわけにいかず、何とかタンクローリー一台分10キロリットルの軽油を
13日確保しましたが、1リットル当たりおよそ50円の値上がりで、50万円の負担増となりました。
政府は週明け16日にも備蓄の石油を放出するとしていますが、いつ手元に届くのかまた今後の価格についても見通せない状態で、このままでは顧客に対し負担増への理解を求めざるを得ないとしています。
*清水屋運輸倉庫 井上幸治代表取締役
「苦しくても何とかやっていかないといけない1~2週間様子を見てこの状態が続くようであれば国から言われているサーチャージを計算した上で全額負担とはいかないがどのように負担をかけるかお互いの話し合いで決めていく」
気になる今後のガソリン価格。石油情報センターによりますと、政府が今月19日に補助金の投入を表明していることから、価格のピークは来週水曜までとみられます。
来週月曜(16日)時点の県内の平均の小売価格は、今週より20円程度上がり、180円台になるとみられますが、補助金投入以降、価格は徐々に下がり、来月上旬には170円前後になる見通しです。