県内各地で春グマ出没の情報が出始めていて、2025年に続きクマによる農作物や人などへの被害が心配されている。こうした中、米沢市の事業所が開発した害獣捕獲監視システムが、自治体担当者や猟師たちの負担軽減につながるとして注目を集めている。

害獣捕獲監視システム「マタギっ娘」は、米沢市の「マクセルフロンティア米沢事業所」が、新たなビジネスとして2019年に開発を始め、2021年から販売している。

親しみやすいようにとつけられたかわいらしい商品名だが、猟師や自治体職員の負担を大きく軽減する重要な役割を果たす。

(マクセルフロンティア株式会社 新事業開拓課・高野響課長)
「わなの見回りは、1日1回しなければならない。なかなか山奥の見回りは重労働。こういったシステムで省力化を図れるのが最大のメリット」

「マタギっ娘」の発信器には磁石がついていて、この先をひもでわなと結ぶ。
わなに動物がかかると、発信器側につけてある磁石が外れ、情報が使用者の携帯電話やスマートフォンに通知される仕組み。

また発信機の電源は乾電池で、省力化にも成功した。
設置費用は1台数万円からと、導入にかかる経費も抑えられる。

現在、全国60を超える自治体や団体が導入しているが、2025年、クマの出没が相次いだことで一気に注目度が高まり、問い合わせも増えている。

(マクセルフロンティア株式会社 新事業開拓課・高野響課長)
「山形県内では山形市・西川町・上山市・高畠町・米沢市で導入。装置を使ってたくさんわなをかけて、被害が少なくなるように使ってほしい」

「マタギっ娘」はどんな動物がわなにかかったか識別まではできず、マクセルフロンティアでは今後、識別ができるようなより精度の高いシステムにしていきたい考え。

さくらんぼテレビ
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