食うか食われるか…超名門校“福岡第一”の思いに迫る
夏のインターハイ、冬のウインターカップと並び、今や「高校3冠」の一角としても定着した「U18日清食品トップリーグ」。
2026年から、より大きな進化を求め、沸騰必至の新たな取り組みの入替戦が3月14日と15日の2日間にわたり開催される。
トップリーグ2026入替戦には、超名門校が顔を揃える。
男子ではNBAで活躍する河村勇輝の母校、福岡第一高校が出場。インターハイとウインターカップでそれぞれ5度の優勝、トップリーグの初代王者でもある超名門が、去年のトップリーグではまさかの失速…、最終戦ではライバル・福岡大学附属大濠高校に49点差をつけられての敗戦。
得失点差の影響で5位に終わり、トップリーグ残留をかけた入替戦へ回ることになった。


勝てば天国、負ければ地獄の一発勝負
2025年のトップリーグ下位チーム(5位〜8位)とブロックリーグ優勝チームによる入替戦には、男女各12チームが出場。
3チームずつ、4つのトーナメントが編成され、1回戦はブロックリーグの優勝チーム同士が激突。その勝者が、2025年のトップリーグ下位4チームに挑み、勝者4チームが今年のトップリーグへのチケットをつかむ。
昇格と残留をかけた一発勝負、熾烈な戦いについて、日本バスケットボール協会の島田会長は「今回から入替戦がスタートということで、ブロックリーグでも、上を目指せるということで選手のモチベーションが上がったと思います。トップリーグの中でも降格という状況が生まれてくるので、結果を出すことが求められる。よりクオリティー・緊張感の高いシチュエーションになっていく。基本的には毎年選手も入れ変わっていくので、一定の高い緊張感の中でゲームをしていくということは競技強化の観点でも重要なんじゃないかなって思います」と話した。
トップリーグ残留の鍵“ソップツインズ”
福岡第一の「高さ」はトップリーグ残留のカギ。そのキーマンが、ハンソンとデビシーの双子“ソップツインズ”だ。

(16番)ソップ・ハンソン:
3月に行われる入替戦では、自分の特技ドライブとリバウンドなので、そこを注目してください。
(17番)ソップ・デビシー:
自分はスリーポイントが得意なので注目してください。
ハンソンは197cm、デビシーは196cm、受け継がれた伝統“堅守速攻”と新たな武器“高さ”が融合、新しい福岡第一のバスケットがここから始まる。
トップリーグ復帰に燃える冬の王者
2025年のウインターカップ優勝校・大阪薫英女学院も特別な思いを抱いて入替戦に挑む。2022年のトップリーグ初年度から最高峰の舞台に3年連続で出場してきた名門だが、2024年のトップリーグで7位、さらに翌年のインターハイでも3回戦敗退と成績が振るわず、入替戦で去年トップリーグで戦えなかった雪辱を期す。
大阪薫英のバスケを語るうえで外せないのが、強固なディフェンスと精度の高い3ポイントシュートだ。
アジアカップにキャプテンとして出場した経験を持つ細澤幸生選手は「去年のU16アジアカップで外のシュートも積極的に打つようになって、ウインターカップでは3ポイントシュートでもチームに貢献できた。世界を相手に戦った経験を生かして、中と外、バランスよく攻めていきたいなと思ってます」と話す。
ウインターカップ決勝でスリーポイントを決め、入替戦でも活躍が期待される1年生の大槻佳子選手も「最初の登場シーンの時もプロの登場みたいな感じで、本格的な会場でやるので、そういう舞台に出たいとずっと思っていました。若干プレッシャーは感じているんですけど、自分の良さ、明るく思いっきりのプレーは続けていきたい」と意気込みを語った。
トップリーグ初!女子高校生がレフェリーを担当
U18日清食品トップリーグの主役は選手だけではない。去年行われたトップリーグ最終戦では実践学園バスケットボール部のマネージャー・三海世奈さんが女子高校生として初めてレフェリーを務めた。
実践学園バスケットボール部マネージャー・三海世奈さん:
「あまり踏み込んでチャレンジするタイミングを見つけられなかったんですけど、ボールを渡す前に少しお話をしたり、フリースローの時にアイコンタクトを取ってボールを渡せたというところはチャレンジできたのかなと思います。選手のために審判をやるのはもちろんなんですけど、バスケットボール協会で女性がさらに進出していくことに貢献できるような、私が審判として活躍していくことで誰かのロールモデルになっていけたらいいなと思っています」
沸騰必至!運命の「U18日清食品トップリーグ2026入替戦」は、3月14日と15日の2日間にわたり開催。負けたら終わりの運命の一戦が、まもなくティップオフを迎える。
(3月2日「沸騰バスケ」より)
