大阪府の吉村知事はきょう(9日)大阪府議会に“都構想”の3度目の住民投票に向け、その「設計図」について議論する「法定協議会」の設置議案を提出することを明かしました。

これについて、きょう(9日)の取材対応で「来年4月までの知事の任期中に“都構想”の住民投票を実施する考えは変わっていないか?」と聞かれ、「変わりありません」と答えました。

一方で大阪市議会では身内である維新の市議団が慎重な姿勢を示し、横山市長も「3月議会への議案の提出を見送る」と判断しています。

これを受けて吉村知事は、来年4月までの任期中に住民投票を実施するには「大阪市会の5月議会で法定協を設置できなければ難しいと思います」と認識を示しました。

■市議会への議案提出見送りは、「議決が難しいという判断。私もそう判断」

まず吉村知事は、市議会での提案を横山市長が見送ったことについて、「議決が難しいという判断。私もそう判断している」と述べました。

【吉村知事】「現時点において、大阪市会でこの法定協設置議案を提案するのは難しいと。議決するのは難しいという判断です。

これは市長もそうだし私もそう判断をしています。ですので今回の提案は見送るということです。

ただこれは公約で掲げたことでもありますから、やはり期限というのがどうしても出てきます。それは大阪市会の5月議会だろうと思ってます。これは市長とも共通認識です」


■任期中の住民投票「大阪市議会の5月議会での設置が期限」

また「“都構想”の住民投票を来年4月までの知事の任期中に実施する考えについては、変わりないか」という記者の質問には、「そこを目指すのは変わりありません」と回答。

さらに「任期中の住民投票の実施に向けた法定協設置のスケジュール」について聞かれると、「大阪市議会の5月議会での設置が期限」という認識を示しました。

【吉村知事】「スケジュール的に考えたときに、最後の期限になるのは、大阪市会の5月議会だと思います。ここで法定協を設置できなければ、もう難しいと思います。

逆に法定協が設置できれば案を作って、そして諮っていくということは十分可能だと思います。

ですので、法定協設置については、大阪市会においては3月議会を見送るということになりましたから。

そういった意味で臨時議会等をしない限りは、もうこれは次、5月ですから。大阪市議会の5月議会、これが最初の期限になってくるんだろうと思います」

■維新・大阪市議団が慎重姿勢 市議会では3月議会での提案見送り

”都構想”はこれまで2度の住民投票で否決され、吉村知事は大阪市の横山市長とともに先月の衆院選に合わせて辞職し、「3度目の挑戦」を掲げて出直し選挙に出馬し、当選していました。

吉村知事はこれまで法定協議会は府議会と市議会で同時期に提出することが望ましいと述べていました。

しかし”身内”である維新の大阪市議団が慎重な姿勢で、タウンミーティングを開いて、市民の意見を聞く意向となっています。

横山市長はきのう(8日)、自身のYouTubeチャンネルで3月の市議会への提出は断念することを明かしています。

関西テレビ
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