岩手県盛岡市南大通、バスセンターから明治橋へ向かう途中にある中華料理店「一香亭」では、香辛料をふんだんに使った本格火鍋が楽しめます。
中国・遼寧省出身で店主のトウ・コウコウさんは「人が集まって何を食べるか迷うとき、火鍋を食べる」と話します。
トウさんは10年前に大通で火鍋専門店を開業し、現在の場所に移転して3年。昼は予約制で夜の営業が中心です。
火鍋は、中国の伝統的な鍋料理で、仕切り付きの専用鍋で「麻辣」と「鶏ガラ」の2種のスープで味わう伝統料理です。
「薬膳はすべて中国から調達し、本場四川の味を再現しています。発汗・汗をいっぱいかいて食欲を誘います」と話すトウさん。
スープにはニンニク、ショウガのほか、ナツメ、トウジン、リュウガンなど18種類の薬膳が入っています。
「まず肉を3枚ほど入れる。脂が溶けてスープがさらにおいしくなる」と説明するトウさん。
ハクサイなどの具材に火が通り、うまみが染み込んだら食べごろです。
5段階の辛さから選べる麻辣スープは、唐辛子や花椒のしびれる辛さで食欲が増してきます。やわらかで癖のないラム肉との相性も抜群。
一方、弱火で煮出した鶏ガラスープはやさしい味わいで、辛さを和らげつつ野菜やラム肉の素材の風味を引き立てます。漢方の優しい香りが体を温め、内側からも整えてくれます。
しめには、中心がもちもち、端は薄くてワンタンのような食感が楽しめる「刀削麺」を。濃厚なスープをまとい、最後まで火鍋の魅力を味わえます。
前日予約のランチでは、火鍋以外の料理も好評です。特に人気なのがチャーハン定食。
エビチャーハンは、干しエビの凝縮されたうまみにプリプリのエビが加わり、食べごたえのある一皿に仕上がっています。
セットの水餃子は、つるんとした皮とジューシーな餡が特徴で、まろやかな黒酢とラー油をつけると止み月野おいしさです。
独自にブレンドした辛味噌を使った麻婆豆腐は、本場四川のしびれる辛さが特徴で、ご飯との相性も抜群です。
トウさんは、「うちの料理は様々な薬膳を使っているので、おいしい料理を食べて体の中から元気になってほしい」と話していました。