テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」で天気情報を担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、この時期に注意したい「春の3K」をテーマにお伝えします。

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3月5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。冬ごもりをしていた虫たちが、春の訪れを感じて地上に這い出してくる頃とされています。しかし、せっかく出てきた虫たちも、この時期特有の「ある現象」に悩まされているかもしれません。

春の天敵「3K」とは?

古山予報士は、この時期の注意点を「春の3K」という言葉で解説しました。

春の季節に私たちの体を悩ませる「3K」とは、以下の3つの頭文字を取ったものです。
1. 寒暖差(かんだんさ)
2. 乾燥 (かんそう)
3. 花粉 (かふん) 

3月5日の宮崎県内でも、この3Kが揃う条件となりました。特に深刻なのが「花粉」です。同日の花粉飛散量は、都城市で90個、小林市で243個、串間市で173個と、非常に多い量を観測しました。

花粉飛散の「ラクダカーブ」に注目

今後の見通しについて、古山さんは「ラクダカーブ」という言葉を使って解説しました。

 これは、スギ花粉のピークと、その後にやってくるヒノキ花粉のピークが、グラフ上でラクダのコブのように2つの山を作ることを指します。3月5日現在は、まさに「スギ花粉のピーク真っ只中」です。このピークは今後1〜2週間ほど続く見込みで、花粉症の方には辛い時期が続きます。 

そして古山予報士が提示した今回のテーマは、「モーニングアタック」でした。

花粉症の方へのアンケートによると、一日の中で最も症状がつらいと感じる時間帯は、昼過ぎよりも「朝の6時から8時頃」が多いという結果が出ています。

なぜ、朝に症状が強く出るのでしょうか。古山さんはその原因を3つ挙げました。

1.花粉の沈着:
寝ている間に、空気中に舞っていた重い花粉が床や布団の周りに落ちてきます。それを寝ている間に吸い込んでしまうためです。また、朝起きてガバッと布団を動かすことで、積もっていた花粉が一気に舞い上がり、吸い込んでしまいます。

2. 鼻水の性質:
朝の鼻水の中に炎症を促す物質があり、それがアレルギー反応を引き起こすんだそうです。

3.自律神経の切り替え:
目覚めとともに、リラックス状態の「副交感神経」から活動状態の「交感神経」へとスイッチが切り替わります。この時、鼻の粘膜が刺激に対して非常に敏感になるため、アレルギー反応が出やすくなるのです。

モーニングアタックを防ぐ4つの対策

このつらい朝を乗り切るために、古山さんは以下の対策を推奨しています。

・就寝時のマスク:寝苦しくない範囲でマスクをして寝ることで、睡眠中の吸い込みを防ぎます。
・空気清浄機の活用:寝室の花粉を排除します。
・加湿器の使用:湿度を上げることで花粉を重くし、舞い上がりにくくします。
・薬の服用タイミング:夜飲むタイプの薬を使い、朝に効果のピークが来るように調整します。

また、古山さんからは「布団からはガバッと起きるのではなく、しれっと(そーっと)出るのがいいかもしれません」というアドバイスもありました。寒暖差による体調管理にも気を配りながら、花粉シーズンを乗り切っていきましょう。

(テレビ宮崎)

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