富山県内初となる寿司職人の養成学校が富山市の岩瀬地区で開校し、記念のセレモニーが行われました。

県が「寿司といえば、富山」を掲げブランディングを進める中、寿司職人の人材確保につながるか、注目されます。

富山市岩瀬地区に開校したのは、県内初となる寿司職人養成学校「北陸すしアカデミー」です。

富山市で水産物の販売・加工を手がけるジェイズコーポレーションが設立したもので、開校記念式典には広島順三校長や新田知事などが出席しました。

*北陸すしアカデミー 広島順三校長
「いろんな人たちに魚と寿司をキーワードにいろんな仕事生きていく術を教えてあげたい。いいものをわかってもらってここから富山を発信していけないか」

教室は、岩瀬地区の釣具店を改装したもので、最大20人が調理できる厨房が備えられています。

今月9日から入校する一期生は7人。生徒は2カ月の短期コースで仕入れから寿司の握り方までの基礎知識を学び、近くの岩瀬漁港でセリなどの体験も行うということです。

5日は富山市の「鮨 難波」の店主で、アカデミーで講師を担う難波薫さんが寿司握りを披露し、式典に出席した関係者にマグロの漬けやヒラメの昆布締めなどを振る舞いました。

今回のアカデミー設立の背景には、深刻な寿司職人の後継者不足があります。

県内の寿司店を対象に2023年に行われた調査では、後継者がいると回答したのは2割にとどまっており、職人の確保が急務となっています。

*北陸すしアカデミー 広島順三校長
「今までは寿司は男性の職業というイメージだったが、期待できるのは女性で花形スターも出てきて卒業生の中からもスターが出てくれればますます盛り上がる」

県は今年度にアカデミーの設立に1億5000万円あまりを支援していて、地域おこし協力隊によるアカデミーの情報発信を行うなどして、寿司職人の確保につなげる考えです。

*新田知事
「海が近い岩瀬であがったきときとの魚がセリにかかりアカデミーで学ぶ生徒の教材として使われる。北陸・富山の寿司文化を全国に、世界に発信する拠点にしていければ」

アカデミーは入学料と受講料合わせて88万円。

現在は5月からの2期生の募集が行われているということです。

富山テレビ
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