人々の上に大量に降り注ぐ火の粉。
さらに、すぐ目の前でけたたましく炸裂する爆竹を、怖がることもなくスマートフォンで撮影する人の姿も。
台湾で100年以上続く伝統の“ロケット花火祭り”。
毎年、春節を締めくくる「元宵節」に行われる恒例イベントです。
流れ星のように無数のロケット花火が夜空を舞っています。
花火に当たり続けることで無病息災のご利益があるとされる一方、台湾では“最も危険な祭り”とも呼ばれています。
滝のように降り注ぐ火の粉を浴び続ける人々。
安全が心配になりますが、その姿をよく見ると、全員ヘルメットをかぶり、燃えない素材の服を着ています。
地元の観光当局は、命を守るためのフル装備を推奨していて、呼吸器を守るためのマスクにフルフェイスのヘルメット、長袖・長ズボン、手袋、マフラーと全身を隙間なく覆うよう呼びかけています。
2025年の映像では、火花が画面いっぱいに激しく飛び交い、盾を構える人までいました。
その奥では参加者に花火が直撃し続けていました。
さらに、まるでシャワーのようになった火の粉を頭から浴びたり、ロケット花火の直撃を受けながらぴょんぴょんジャンプ。
怖いのか楽しいのか真相は分かりませんが、2026年の祭りに多くの参加者が訪れ、その数、約60万人。
発射台の目の前に立ち、無数のロケット花火の直撃を受けながらも、足踏みをして何とか耐える人まで。
そうまでして火の粉を浴び続ける理由は、やはり無病息災を願う一心なのでしょうか。
地元メディアによると、発射されたロケット花火は200万発に上り、30人がけがをしたということです。
一方、台湾の別の地域では、さらにこんなお祭りも…。
みこしの上に立つ男性。
そして、その周りで激しく破裂する爆竹。
これは、神様に扮した人に爆竹を投げつけるという伝統行事です。
神様役の男性は間近で火花にさらされますが、一切、動じることなく勇ましく突き進んでいきます。
今回、神様役を任された張さんは、火の粉に耐えるだけでなく、何とスマホを手にして自らを撮影。
史上初の“自撮り神様”となりました。
“神様”役・張さん:
最初は少し痛かったですが、慣れれば痛くなくなり、爆竹がはじける時は必ず顔を上げて息を吸っていました。煙が1番つらかったです。でも終わってみたら、またやりたいと思いました。
無病息災を願うからこそ過酷な舞台へ。
炎と対峙するには、勇気だけではなく徹底した準備が必要です。